子連れ旅行温泉日記の目次子連れ温泉ガイド地熱愛好会 > 子連れ旅行温泉日記 > 冬の群馬*雪煙と湯煙旅 > 2-8かたしな高原スキー場

◇◆冬の群馬◆◇
雪煙と湯煙旅

8.かたしな高原スキー場







湯宿温泉を離れて・・



 前日の天気予報では曇りでもしかしたら雪かもなどと思われていたが、なんの、うちの晴れ娘たちがスキー場へ行くというなら空は晴れるしかない。
 その通り、湯宿を出発した頃は薄曇りだった空模様は、沼田を経由し尾瀬方面に向けて北上するに従いだんだん日差しは明るく青空が広がるようになってきた。

 湯宿温泉から片品までは意外に遠かった。
 カーナビに「長時間運転が続いています。そろそろ休憩しませんか?」と言われた頃、ようやく着いた。
 尾瀬方面から支流を集め南へと流れ下る片品川の上流から、尾瀬戸倉スキー場、尾瀬岩鞍スキー場、かたしな高原スキー場といくつもスキー場が並んでいる。
 この中で、かたしな高原スキー場というのはちょっと個性的なスキー場だ。
 イメージキャラクターはディックブルーナのミッフィー。
 私なんて自分が子供の頃読んでいた絵本から、つい「うさこちゃん」と呼んでしまうけど。
 ミッフィーを担ぐだけあって、とにかく子供に優しいスキー場。
 以前、yuko_nekoさんに子連れでスキーをするならかたしな高原スキー場がいいと教わったことがあって、我が家も一度だけかたしな高原スキー場で遊んだことがある。
 子連れに向いていると言うだけでなく、かたしな高原スキー場は今どき珍しくもスノーボードお断りスキー場だ。
 とにかくこんな感じで、かたしな高原スキー場というところは、同じ様な規模ならどこでもいいというスキー場ではなく、わざわざ目的に合わせて選ぶ価値のあるスキー場ということだ。




 尾瀬大橋を渡り国道401号線を走ってきた私たちは、左手にかたしな高原スキー場のゲートを見つけた。
 本当は宿に行く前にまずスキー場で遊んでいこうと考えていたが、ちょうど入り口前に来たときにパパとがっちゃんの二人は駐車場が混んでいそうだと判断した。
 「先に宿に行ってチェックインしちゃおう」
 その判断は正解だった。
 もう一度片品川に掛けられた橋を渡り、狭い民宿街を抜けて、旅館こばやしの前まで来ると、ちょうど送迎のマイクロバスが出て行くところだった。
 「あれに乗せてもらおう」パパとがっちゃんはそう決めた。
 子供たちはようやくスキーができるかとわくわくと車を降りる。
 しかし今朝の明け方まで飲んでいたyuko_nekoさんは「私は行かない」と言い出した。
 「じゃ、私も残るね」
 実はあまりスキーをしたくなかった私。
 スキーが凄く嫌いっていう訳じゃないけど、基本的に寒がりの私はできれば冬はアウトドアにいるよりもあったかい温泉に入ってぬくぬくしていたい。
 昨シーズンの新潟旅行でも同じ様なことがあったっけ。
 私とyuko_nekoさんは日帰り温泉のナステビュウ湯の山で待っていて、パパとがっちゃんと三人の子供たちが松之山温泉スキー場に遊びに行った。
 「よろしくね~」
 パパは何か文句の一つでも言いたそうだったが、yuko_nekoさんの決定には逆らえない。
 結局、男性陣と子供たちは旅館こばやしの送迎バスでかたしな高原スキー場に送ってもらい、私とyuko_nekoさんの二人は旅館で休んでいることになった。







スキーウェアに着替えてはしゃぐ子供たちと旅館こばやしの送迎バス




2-9尾瀬戸倉の旅館こばやしへ続く


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