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◇◆冬の群馬◆◇
雪煙と湯煙旅

9.尾瀬戸倉の旅館こばやし










 片品の旅館こばやしは、料金から考えて民宿的な宿だと思っていたが意外に立派な建物だった。
 昨晩泊まった湯宿のみやま荘よりはちょっと高めだが、それでもスキー場近くの温泉旅館にこのシーズン二食付きで泊まるとしたら、普通ならもうちょっと予算が必要だと思うところだ。
 入り口を入って直ぐに囲炉裏がある。
 部屋も綺麗でそこそこ広かった。
 私たちの部屋の隣にまるでお風呂場のような男女別の暖簾が掛かっていたが、それは大浴場ではなく何故かトイレのスペースだった。

 yuko_nekoさんは部屋に入るとすぐに横になってしまったようだが、特に眠りたかったわけではない私は、所在なく囲炉裏のところに戻ってきた。
 囲炉裏のスペースは一段高くなっていて畳敷き。周りに本や漫画がぎっしり詰まった本棚が置かれている。
 暇なので漫画をぱらぱら捲っていた私に、宿の人がどうぞとみかんをふたつくれた。

 初めは暖かく思えた囲炉裏端だが、1時間過ぎ、2時間過ぎるうちにだんだんと冷えてきた。
 後から知ったが、そのスペースは周りの戸を閉められるようになっていたし、暖房も置いてあったのだがそのときは気づかず、寒さが身にしみた私はついにyuko_nekoさんを起こしに行くことにした。
 そういえばお昼ご飯も食べていなかった。
 スキー場の送迎バスは、4時45分にパパたちを連れて戻って来るはずだ。
 今の時間は2時半。
 食べるつもりなら急がなくては。


旅館こばやしの客室、囲炉裏のスペース、宿の人がくれたみかん



 yuko_nekoさんは部屋で熟睡していた。
 悪いなーと思いながらも起こした。
 こばやしの従業員のお兄さんに部屋の鍵を預ける際に、近くに食事できる店はないか聞いてみた。
 「ちょっと走ったところに釜飯屋がありますよ」
 よし、お昼ご飯は釜飯にするか。



2-10おじさんの温泉へ続く


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