子供と一緒に夏休み
**福島でLet's体験旅行**

5.いわき・ら・ら・ミュウでグルメランチ

　いつものように、買い物なら車を降りたくないと子どもたちが言う。
　そこを何とか説得して降ろした。
　買い物だけじゃなくて昼食も取るつもりだったから。
　海産物の並ぶショッピングセンターは如何にも港の直売所らしく活気に溢れていた。
　規模としてはいつも行く新潟の魚野の里や新井よりずっと大きい。日本海フィッシャーマンズケープと同じくらいかな。
　でもこっちのら・ら・ミュウの方が店舗の開放感がある。代わりに品物はバリエーションが少ないかな。

　レストランの入り口が判らないで大きな建物を半周してしまった。
　レストランは市場の二階。幸村、まるかつ、ふぇにっくす、nan・cooと四軒ある。
　ウニとイクラに惹かれて幸村に入った。

　ところがこのレストラン、またまた手際の悪い店だった。
　席についてもなかなか注文を取りに来ない上、廊下のウィンドーに飾ってあったメニューから、刺身定食とウニイクラ丼のレディースセットを注文すると、卓上のメニューを指して、「今レディースセットは器の関係でやっていないんです」と言う。
　器って何だ、器って。
　ウニやイクラが手に入らないっていうならまだ判るけど。
　仕方ないから普通のウニイクラ丼を頼む。レディースセットよりずっと高い。罠なんじゃないかと思うくらいだ。
　さらに5分、10分、15分・・・なかなか料理が出てこない。
　店内に、煮魚や焼き魚は調理に時間が掛かるので15分ほどお待ちいただくこともありますという張り紙がわざわざ張ってあるが、刺身は切るだけ、ウニイクラは乗せるだけだろうとパパは怒り気味。
　「下の直売所で、今魚を買っているところなんじゃない?」などと私は言ってみる。

　でも運ばれてきた料理は美味しかった。
　特にウニイクラ丼のイクラの量は半端じゃなかった。イクラ好きのレナが「もう飽きた」と許し難い暴言を吐くほどに。