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がんばれ新潟■雪国のお正月*2006■

3.まつだいファミリースキー場



 空は雪雲でモノトーンになったり、時々青空と陽がのぞいたり。
 子供たちにはスキーウェアを着せて雪靴をはかせた。
 パパの友人が、お下がりのスキー板と靴を1セット譲ってくれたので、一人分は道具があることになる。
 小学二年生のカナと、幼稚園年長のレナは、身長はずいぶん違うが足のサイズはほとんど同じなので、二人とも交替で使えるようだ。
 二人でソリ遊びをした後、まずはカナがスキーを履いてみることにした。

 去年カナはこのスキー場で板と靴を借りて滑った。
 そしてカナとは一歳違いのyuko_nekoさんちのちび姫ちゃんが一緒だったこともあり、頑張ってリフトに乗ったはいいが、結局泣きながらぼろぼろになってパパと林間コースを降りてきた。
 そんなこともあって、今回も彼女はスキー場に着いたとき、もうスキーはしないなんて言っていたのだが、実際はすぐにソリ遊びに飽きてしまい、結局意を決して板を履いてみた。
 緩斜面で少し滑ってみて、去年ほどは怖くない自分に気づいたらしい。
 パパともう一度林間コースにチャレンジすることにした。


あっと言う間に雪雲の空に 日が陰ると寒くなる
まずはソリ遊び 二人乗り
それからカナは譲ってもらったジュニア用のスキー板をはいてみた と、また雲が切れていつの間にか太陽が


 面白くないのはレナだ。
 自分はこんなに頑張っているのに。
 自分はこんなに怖がらないのに。
 カナと二人のものだよと言われた板と靴はカナが当然のように独占し、自分はプラスチックのパンダスキー。
 リフトだって得意げにカナがパパと乗って行ってしまった後は、自分はママとひたすら緩斜面を二の字歩きで登っては滑り降りて来るばかり。
 怖がって泣いたり文句を言ったり、登るときは自分の足じゃなくてパパに抱えられて登ったりしているカナだけが、良いところ取りをしているのは許せないと思っている。
 「大丈夫。レナはこんなに頑張り屋さんなんだから、間違いなくスキーが上手くなるよ。今ここで努力した分、後で誰より上達が早いんだから」
 「レナは上手?」とレナ。
 「もちろん」
 やがて斜面の上の方にようやくカナの姿が見えた。
 去年のように泣いてはいない。
 途中何度か怖そうに止まりながら、それでも上手に降りてきた。
 「次はレナの番だね」とワクワクとパパに飛びつくレナ。
 「・・・お昼にしよう」とパパ。
 「レナもあれ(リフト)に乗りたい。レナもカナの履いているスキーが履きたい」
 そりゃあそうだよね、でも・・・
 「沢山練習して足もよろよろになっているから、お昼を食べて一休みしてから上に行こう」


青空から粉雪が落ちてくるのは不思議な感じ レナも板をはいて・・・
でもこっちはプラスチックのパンダスキー 林間コースを降りてきたカナ




1-4.ちびすけスキーヤー、リフトに乗るへ続く


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