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◆◇草津温泉と渋温泉◇◆
真夏の外湯巡り

5.新・王湯











 浴室もぴかぴかだった。
 以前の王湯の共同浴場らしい鄙び感はまるで無く、少し洋風の入った洒落た旅館のお風呂のようだった。

 一ヶ所だけ角を落とした長方形の石の浴槽で、窓からは露天風呂が見えている。
 露天風呂は扇形。屋根がついていて片側が開けている。
 たいそう眺めがよく、木立の間には遠く工事中の橋が見えている。

 お湯は適温・・・というか、どちらかといえばぬるめ。焦げた感じの硫黄のにおいが少しばかり。
 無色透明でものすごくきしつく感触。
 きしつきの強い温泉は、だいたい入っているうちにすべすべしてくることが多いが、ここは入れば入るほどますますぎしぎしにきしんでくる。





 内湯も露天風呂もほとんどお湯の印象は違わなかったので、露天風呂でゆっくりした。
 この小奇麗さが今までの「川原湯」の雰囲気と違っていて、ああ、ついに移転なんだなと改めて思った。沈んでしまう川原湯と、高台の新しい川原湯と別モノなんだなと。
 とはいえ、ここはここ。
 ダムのことは置いておいて、良いところだと思う。新しい温泉として、沢山のお客さんが来るといいと思う。
 良いお湯が湧いていて、居心地の良いお風呂がある。
 景色もきれいで、働いている人たちも親切だ。





 そりゃあまあちょっと加水してぬるめすぎだとは思う(今日がたまたまそうだったのかもしれないけど)。
 でもオープンしてたったの一か月なのに湯口近くの析出物の成長ぶりはどうよ。
 既に塩がこびりついたみたいになっている。
 無色透明であんまり特徴無いんじゃないなんてとんでもない。
 そんなに長い時間入っていたわけでも無いのに上がってみるとひざ下がちりちりするほど効いている。
 新しい施設になった分、万人に勧められる日帰り温泉になったと思う。

 湯上りに二階の休憩室に上がってみたら、各テーブルに群馬のゆるキャラぐんまちゃんが手ぬぐいふんどし姿で川原湯温泉の湯掛け祭りをしているイラストのうちわが置いてあって和んだ。





1-6不動大橋と道の駅八ッ場ふるさと館とそうめん南瓜へ続く


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