子連れ旅行温泉日記の目次子連れ温泉ガイド地熱愛好会 > 子連れ旅行温泉日記 > 冬の群馬*雪煙と湯煙旅 > 3-7雪の番犬

◇◆冬の群馬◆◇
雪煙と湯煙旅

7.雪の番犬










 車から降りた子供たちが真っ先に気づいて駆け寄ったのは玄関横の番犬。
 ドロボウが来てもワンとも吠えない可愛らしい雪の番犬で、尻尾がぴんと立っている。
 何より子供たちを喜ばせたのは、雪の番犬の横に雪の餌皿が置いてあり、ちゃんと雪のドッグフードが入っていたことだ。
 か、かわいいね。
 玄関にいた従業員のお兄さんが、「私が作ったんです」とちょっと照れながら教えてくれた。

 旅館たにがわの玄関の玄関を一歩入ると、周辺の雑然とした雰囲気が消えて空気が変わったような気がした。
 きっちりとスリッパが並べられている。
 パパは車を駐車場に入れるため遅れていたので、私は子供たちを連れて上がった。






 品の良さそうな仲居がどうぞこちらへとティーラウンジへいざなった。
 昆布茶と和菓子が出される。
 どうやらティーラウンジでチェックインを行うようだ。
 宿帳に記載していると、パパもやってきた。
 レナがこのお菓子美味しいよとパパに勧める。
 和菓子は練乳を葛で包んだ和風ゼリーのようなものだった。

 聞かれたのは貸切風呂の利用時間と、夕食の岩魚を焼くか揚げるか。そして子供の食事を大人に近いものにするかお子さま用のものにするか。
 旅館たにがわには貸切露天風呂が二つあり、それぞれ「ひのきの湯」と「谷川の湯」と名付けられているらしい。
 どちらが良いか聞くと、お勧めは谷川の湯とのこと。谷川の湯からだけ、谷川岳が臨めるのだそうだ。ちなみに貸切でない男女別大浴場とそこに併設された露天風呂からは何も見えない。
 せっかく晴れているのでできるだけ早い時間にとお願いして、3時から谷川の湯に予約を入れて貰った。
 流石に2時チェックインでは一番乗りかと思われたが、日帰り利用の人がその前に借りていたようだ。
 夕食の岩魚は私とパパとでそれぞれ焼くと揚げるに分けて貰った。仲居は「揚げるのはなかなか珍しいですよ」と教えてくれた。







3-8旅館たにがわのお部屋へ続く


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