◇◆冬の群馬◆◇
雪煙と湯煙旅
部屋までのアプローチも、廊下や踊り場に飾られた野の花が目を楽しませてくれる。
とにかくこの宿の良いところは花の飾り方に気を抜かないことだろう。
もちろん子供たちのサイズに合わせた浴衣も用意してくれて、仲居は引き上げた。
部屋は広々としていてとても綺麗だ。座布団がふっかふか。残念ながら窓からは谷川岳は見えないようだ。
部屋で一息つく間もなく、パパは早速お風呂に出かけた。
「あと1時間もしないうちに貸切風呂だよ?」
「いいのいいの」
私はやめておこう。
大浴場は後でゆっくり入れる。なんたって2時にチェックインしたんだから。
まずはやっぱり貸切露天風呂に入りたいじゃない。
ちょっといい旅館に泊まるとなると、とにかくチェックイン時間になるかならないかのうちに到着する我が家。
だって遅くに到着すると宿を楽しむ時間が少なくなっちゃう。
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| 窓からの眺め |
旅館たにがわのサービスの一つに、「露天風呂で升酒またはアイスクリームが召し上がれます」というものがある。
もちろんパパは升酒を頼んだ。
もちろん私は升酒・・・も、いいけどアイスクリームを頼んだ。
露天風呂でアイスクリーム・・・わくわくする。でもレナに全部取られちゃいそうな気もする。
3時にパパがフロントに貸切露天風呂の鍵を取りに行き、私たちは貸切露天風呂に向かった。
貸切風呂は階上にある。フロントとは逆の方向に廊下を歩き、さらに階段を上る。
ちょっとした待合室のようなスペースがあって、右に谷川の湯、左にひのきの湯。
当然谷川の湯の鍵では隣のひのきの湯のドアは開けられなかった。