4時半前には何とか宿に戻ることができた。
でも部屋に戻って窓から外を見下ろすと、ちょうど
旅館こばやしの送迎バスがかたしな高原スキー場の送迎に出て行くところで、結構ぎりぎりだった。
スキー場の様子は後からパパに教えてもらった。
とにかく直接行かず、いったんチェックインして宿の送迎バスで行ったのが大正解だったとのこと。
「駐車場の入り口が果てしなく渋滞しているんだよ。お昼頃にあれじゃ、後ろの方に並んでいる車はいつ入れたか判らないくらいだって。我々は送迎バスだろ、渋滞をスルーして真っ直ぐ入れてさ、良かったよ」
ファミリーに優しいスキー場、いまどきボーダー禁止のスキー場、ミッフィーちゃんのスキー場、個性を売りにしているかたしな高原スキー場は人気の割に駐車場のキャパが無いようだ。
宿の送迎バスを使うという方法は今後も使えるかも。
「流石に子供に配慮したスキー場だけあって、カナやレナも滑りやすそうだった。カナとレナの二人だけでリフトに乗ったんだよ」
「え~っ」
「子供三人に対して大人が二人しかいないだろ。必然的にカナとちび姫ちゃんが一緒のリフトに乗ることになって、そうするとレナが対抗心を燃やしてさ」
「ふ~ん」
「それに子供たちだけで滑っていたよ」
「え~っ」
「俺がちょっとトイレに行っている間に、がっちゃんに付いてこなくていいって子供たちが言ったらしくてさ」
「で?」
「俺が戻ってきたらもう子供たちだけで滑ってんの」
びっくりしたー。
「かたしなは安心だよ。リフトの係員も子供に配慮してくれるし」
まあ年末年始の行きつけだったまつだいファミリースキー場辺りも地元の小学生はみんな一人でリフトに乗ったりしているけれども。