10.京塚温泉との出会い
野反ライン山口は以前はここで食事を食べると六合村の公共温泉の割引券を譲ってもらえた。私も頂いたことがある。
でも今、昔貼ってあった割引券に関する張り紙は見あたらず、その代わりにテーブルに気になる紙が置いてあった。パソコンか何かで画像と文字を組んでカラープリンターで打ち出したような手作り感溢れる紙だ。
「
京塚温泉しゃくなげ露天風呂」とある。
それを見たがっちゃんは、「これから行く温泉が決まった」と言った。
イノシシなんて食べたらせっかくお風呂に入った後なのに焼き肉の煙が髪についちゃうなんて言っていた女性陣も二つ返事で賛同した。
くららさんだけは名残惜しそうに「私はこれで帰ります」と言った。
がっちゃんは野反ライン山口のご主人に京塚温泉ってどんなところです?と聞いて、「広い露天風呂に源泉どばどば」とすっかり煽られていた。
そして食事を終えて外に出ると、くららさんはまりなちゃんを後部座席に乗せてプリウスを発進させた。
駐車場の出口でUターンして、手を振ってお別れ。
残されたメンバーは、yuko_nekoさん、がっちゃん、ちび姫ちゃん、えんぴつさんとえんぴつさんを迎えに来た消しゴムさん、そして我が家のカナとレナと私。
目指す先は今回最後の温泉、京塚温泉しゃくなげ露天風呂。