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◇◆四万たむらの休日2◆◇

7.花湧館








四万たむら花湧館



 靴は従業員が預かり、代わりに番号札を渡された。
 後は館内の地下廊下を通るか、サンダルに履き替えて外から花湧館に移動する。外を通った方がずっと近い。

 花湧館に入るとすぐに幹事の紺碧七さん、一昨年の幹事にして今回の裏幹事のだださん、そしてだださんと今回結婚お披露目をする晶ちゃんが出てきた。
 この週末は満室のところ、裏々幹事の小枝子パパが忘年会のために8室キープしてくれたが出席人数が多かったため部屋割りには苦労したと聞いている。
 我が家はくららさん親子と同室で、トイレは付いていないが庭の見える比較的広い部屋。yuko_nekoさん一家とえんぴつさんが同室で少し奥まった場所にあるトイレ付きの部屋になった。
 玄関に一番近い部屋が飲み会会場予定と聞いたが、私には飲みだす前に行きたい場所があった。相談すると、えんぴつさんとくららさんも一緒に行きたいと言う。
 私たち三人は挨拶もそこそこ、タオルだけ手にして花湧館を後にした。





 それほど歩くわけではないから、私とえんぴつさんは花湧館の玄関に並べてあるサンダルを履いていた。
 くららさんだけはサンダルだと歩くのに不安があるのか、たむらの正面玄関に寄って自分のロングブーツを出してもらってきた。
 このサンダル、花湧館だけでなく、たむら本館のお客様もちょっと外へ出るときには同じものを使う。木の下駄とは言わないまでも、天下の四万たむらのお客様が使うにはあんまりと言えばあんまりなシロモノ。
 たむらの前の坂は意外と急で、確かに下手な下駄や草履では脱げてしまって危ないのだ。坂で結ばれている四万たむらと四万グランドホテルは宿泊客が自由に両方のお風呂に入れるため、これら宿の履き物で行き来する人も多く、それなりに消耗も激しいだろうからあまり高級なものを使えないのは判らないでもない。
 それにしてもあんまりだよ。
 「だってこれじゃベンジョサンダルじゃん」と私たち。
 たむらさん、もうちょっとこれは考えた方がいいよ。




よく見えないかな、プラスチックのチープなサンダル




1-8目的は河原の湯へ続く


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