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◇◆四万たむらの休日2◆◇

2.天狗の湯と黄葉











 受付の人に料金を払うとき、がっちゃんたちは「今日もお世話になります」と挨拶している。すっかり顔なじみになっているようだ。
 浴室へ移動すると先客がいらしたがすぐに上がってしまわれた。
 広い窓から黄金色に染まった黄葉が見えてとても贅沢なお風呂に思える。一昨年来たときもそうだった。
 みんなで入るときいつも思うが、必ず自分が一番ビリになる。
 自分も子供も髪が長いし、子供も二人いるから全部で三人の髪をまとめたり、寒がりなので人より一枚も二枚も多く洋服を着込んでいるせいもあるのだろう。
 今回も気が付くと一番最後に浴室に入っていた。もうみんな掛け湯も終えて湯船でくつろいでいる。
 入って右手に掛け湯槽があり、正面に長方形の湯船。窓に面した縁のほぼ中央からどぼどぼと惜しみなく源泉が投入されている。
 ほんのりと柔らかい硫黄の臭いがして、後から金属の臭いが立ち上ってくる。
 「あまり臭わない日もあるんだけど、今日はいい感じ」とyuko_nekoさんが言った。



吾妻峡温泉天狗の湯と黄葉



 独身のえんぴつさんを除いて、私とyuko_nekoさんとくららさん。三人とも連れてきた子供は年の近い女の子だ。くららさんには中学生の男の子もいるが、今回は母と娘だけの二人での参加だ。
 ちび姫ちゃんが一番年上で小学五年生。カナとまりなちゃんが四年生。レナが二年生。
 ただ、我が家のカナレナと、yuko_nekoさんちのちび姫ちゃんがこのところ月に一回のペースで会って遊んでいるのに対し、くららさんちのまりなちゃんはもう一年も前に、私たちと一度、鳴子に旅行に行ったきり、さらにちび姫ちゃんとは初対面になる。緊張して一歩引いている。そうだろうなぁ、みんなばらばらならともかく、他の三人はもうがっちり固まっちゃっているものね。
 この後、四万たむらに着いたらもう一人、小学四年生のミサミサちゃんが合流するはずなので、総勢五人の女の子たちがどんな風に遊ぶのか楽しみ。



1-3八ツ場ダム関連の温泉の場所を尋ねるへ続く


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