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沖縄・子連れで体験旅行!
*子連れ沖縄旅行記3*

13.嵐の到来








道の駅ゆいゆい国頭


 「あっ、また光った」
 私たちは道の駅おおぎみを出て、さらに海岸線を北へ向けて走っている。
 どうせここまで来たら、もう少し先にあるもう一つの道の駅、ゆいゆい国頭も寄っていこうと思ったのだ。
 道の駅おおぎみから道の駅ゆいゆい国頭までは6、7キロほどしか離れていない。
 ところが正面の黒雲は益々広がってきた。時おり稲光も走って、かなりやばそうな雰囲気だ。前方の山かげなど、シルエットが半分消えかけている。
 間もなくぽつりぽつりと大粒の雨がフロントガラスにぶつかりはじめ、あれよあれよという間にバケツの水をひっくり返したような土砂降りの雨になってしまった。
 普通に運転するのも怖いくらいの大雨だ。
 何しろ水しぶきで前がよく見えない。
 さっきまであんなに晴れていたのに、空は気まぐれで急変するんだから。

 JALプライベートリゾート・オクマのある赤丸岬。
 その赤丸岬の根元にある道の駅ゆいゆい国頭に到着した頃は、まさに激しい雨がピークに達したときだった。



いきなり真っ黒な雲の中に突っ込んだと思えば、あれよあれよと言う間に


 「・・・どうやって車から降りて建物の中に入るよ」
 ドアを開けた瞬間にずぶぬれになりそう。
 「走るしかないだろう」
 傘を開く余裕は無い。傘なんか差している暇があったら走って屋根の下に飛び込んだ方が早い。
 仕方なくせーので走った。子どもたちにはビニール袋を渡してそれを頭に乗せて走らせた。

 ゆいゆい国頭は広く整然としていた。
 さっきの道の駅おおぎみと比較すると、こちらの方が数倍道の駅らしい感じだ。
 土産物屋の奥にはちょっとした博物館的なスペースがあって、ヤンバルクイナの剥製や昔の民具などが展示してある。
 前回ゆいゆい国頭に来たときは、ヤンバルクイナグッズを探したのにおかしな置物と可愛くない柄のハンドタオルぐらいしか置いていなかったが、今回見たところ、まあまあヤンバルクイナグッズが充実してきていた。
 そうだよなぁ。国頭村と言えばヤンバルクイナなんだから、土産物の包装紙にヤンバルクイナ柄を使うぐらいならもっとオリジナルグッズを置いた方がいいんじゃないか?
 カナとレナはここで、おばあちゃんに手紙を出すためのイルカ柄の封筒を買った。



カナ、はやくはやく



道の駅ゆいゆい国頭のヤンバルクイナグッズとヤンバルクイナの剥製



4-14ゆいゆい国頭からやんばる野生動物保護センターへへ続く


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