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◆◇桜の古都巡り◇◆
奈良観光旅行記

8.朝風呂の長谷寺温泉






 朝食が終わったら子供たちは部屋で出発まで休んでいると言うが、もちろん私は最後のお風呂へ。
 勤行の見学が朝早かったこともあって朝風呂ができなかった。多少時間が押していても絶対にもう一度入りたい。





 先客は誰もいない。
 浴室は昨日とは入れ替わり、ステンドグラスは牡丹ではなく針葉樹の図柄だった。
 湯口もパムッカレのような花びら型ともいえる曲線が段々になっているのではなく、直線を使ったシンプルな長方形の段々だった。
 つまりモチーフが少し男性的。その他の作りはほぼ同じ。
 広い浴槽は長方形で、壁のタイルは昭和初期っぽいレトロ柄。外側の壁はサンルーム風に斜めになってほぼガラス張り。その窓からさんさんと朝日が注がれている。
 昨夜は暗くて見えなかったが、窓の外は参道周辺の民家の屋根ばかり。ちょうどそれを見下ろす位置にこの浴室のある井谷屋の別館が建っているようだ。

 泉質のせいで床は滑りやすくなっている。気を付けないと。
 昨夜は随分と沸かして激熱だったお湯は、今朝はほぼ適温になっていた。
 誰も入っていないせいか、浴槽のお湯も鮮度が高く泡もつく。
 少し入った後は、今朝も湯口に張り付いてずっとお湯を掛けていた。やっぱり湯口のお湯が一番すべすべする。
 但し窓から入る日差しが直接当たるので、湯口近くにいると日に焼けそうだ。

 寝ぼけ眼で入るいつもの朝風呂と違って朝食後の湯あみだったがすっきりしてやる気が湧いてきた。
 今日はこれから飛鳥に行って自転車に乗る。
 半日自転車をこぐのだから体力勝負だ。


■左下 こちらの浴室の湯口は階段状 ■右下 窓から町並みを見下ろせる



 井谷屋から長谷寺駅までは車の送迎をお願いした。
 昨夜、井谷屋まで来る道のりは結構距離があったし、夕食時に伺ったらフロントで伝えればいつでもお送りしますよという話だったので。
 昨夜もとりあえず駅前から電話をしてみれば良かったのかもしれない。歩き出してからの不安はかなりのものだったので実際の距離以上に遠く感じたのも確かだ。

 運転してくれたご主人は車の中で今日はどちらへと聞いてきた。
 「飛鳥に行くつもりなんです」
 「ああ、ちょうど晴れているので自転車日和ですね。飛鳥はレンタサイクルで回るのがいいですよ。お勧めです」
 はい。そのつもりです。楽しみだなぁ。






3-9長谷寺から飛鳥へへ続く


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