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◆◇桜の古都巡り◇◆
奈良観光旅行記

31.黄昏の長谷寺駅











 桜井は駅ビルもある比較的大きな町だった。
 乗り換え時間が3分ほどしかないのでちょっと急ぐ。ここからは近鉄。6時10分の榛原行 準急に乗って二駅。
 長谷寺着は6時16分。
 駅を出た時にはもう辺りはすっかり黄昏ていて、寂しい感じになっていた。
 瓦屋根の駅舎の前は三輪駅同様タクシーが一台停まっているきり。全然ひと気も無い。

 ホームは高架になっていて、駅前を通る道は左右は下り坂、正面は下りの階段だ。
 階段の処には「歓迎」と書かれた門が付いていて観光地らしさがあるが、時間が時間なので観光客は誰もいない。地元の人の姿も無い。ただ駅周辺に植えられた桜が満開の花をつけているだけ。
 決して夜遅い時間ではなく、たかだか日が沈んで30分程度なのにこの真夜中みたいな静けさはなんだろう。



桜井で乗り換え



 長谷寺と言えば奈良でも有名な観光地の一つで、飲食店を探すためにgoogle mapのストリートビューで駅周辺をバーチャルに歩き回った時は、昼の光の中大勢の観光客が列をなして歩いていたのが嘘のようだ。
 長谷寺など各寺院は4時半から5時には拝観受付を終了するため、以降にこの辺りをうろつく観光客などほとんどいないのだ。

 一応泊まる長谷寺温泉 湯元井谷屋のアクセスマップは持参したし、昼間なら別段不安も感じないが、夜は道を見逃しやすいし地図も見にくい。急に不安が押し寄せてきた。
 駅前に井谷屋の看板がありマイクロバスにて送迎と書かれていたが、予約時に送迎を頼んだわけでも無し、今時分だと夕食の配膳とかで忙しいかもなぁなんて考えてそのまま歩き出してしまった。


長谷寺駅到着




2-32井谷屋到着へ続く


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