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11.和泉屋旅館の湯



 先に入ったパパは、浴槽はそんなに広くないけど、天井が高くて浴室が広いから独り占めで最高だったと言っていたこともあり、当然、誰もいないものと思って行ったら、女湯は二人ほど先客がいた。さらに脱衣所にもあと二人ほどうろうろ。
 スキーかスノボのウェアに、マイシャンプー持参、宿のスリッパも履かず靴下のまま、どうも泊まり客では無さそうだ。
 日帰りの観光客にしても、かつて知ったる様子。地元の常連さんだろうか。
 みんなスポーツ部の学生さんと言った雰囲気で、友達同士のようだ。

 先客の二人もお風呂には入らず、ひたすら二つしかないシャワーを独占して髪や体をがしがしといつまでも洗っているので、掛け湯をして先に入らせてもらった。
 お湯はほとんど無色透明ながらごく僅かに白っぽい。
 とても熱く感じるが、入ってしまえばそれほどでもない。
 硫黄臭。それもゆで卵のような柔らかいにおいではなく、火山やマッチを連想させる刺激的な感じ。
 白い羽毛のような湯の花。ぎしぎしとした肌触り。味は甘みのあるゆで卵系。渋みもある。
 決して個性が強いとか濃いとか言わないが、しみじみ良い湯だと思う。
 湯口の周りは鮫肌のようにとげとげに固まっていた。


女湯はひょうたん型


 すべすべした湯上がりの手触りを楽しみながら、部屋に戻ると
 「早かったね」とパパ。
 「混んでたから」
 窓の外はまた雪が降り始めていた。
 共同浴場を探しに出かけていたら、大雪の中、帰ってくることになっていただろう。


部屋の窓からの景色・・・赤倉くまどーゲレンデが見える 和泉屋旅館の廊下




1-12.携帯アラーム騒動へ続く


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