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■□■赤倉温泉子連れスキー■□■

12.携帯アラーム騒動



 夕食は、本来なら冬季は食堂で食べるようだが、今夜の泊まり客が他にいないということもあり、宴会室をボードで仕切った別室に案内してもらえた。
 ヒーターで温めてある。テレビも置かれていた。
 カナとレナはそれぞれパパとママの昔の携帯をおもちゃにしていて、もう電話もネットも繋がらないのだが、時計、アラーム、計算機、カメラ機能などが生きているため、ぴこぴこと鳴らしている。
 「食事の時はしまいなさい」
 「はぁい」
 しぶしぶ閉じるが、特にカナが使っている携帯は「からくり時計」機能というのがあって、一時間ごとに音楽を鳴らす。鬱陶しくて仕方ない。
 「それ、止められないの?」
 「電源を切っておけば、からくり時計は鳴らないから」

 卓上には大人用の食事が二膳、子供用が二膳。
 決して豪華ではないが、甘エビの刺身などもついていて、値段を考えると十二分だ。
 「ホント、ここいいなぁ」とパパ。
 「また泊まりたいね」
 「泊まろう泊まろう」

 子供たちは自分たちの分を食べ終えるとさっさと部屋に戻ってしまったので、大人二人はのんびりテレビを見ながらしばらく飲んでいた。


食事の時ぐらい携帯電話は仕舞いなさいっ! 和泉屋旅館の子供用の食事
大人用の食事 甘エビが大ぶりで美味しかったよ


 このあとは、朝も早かったこともあり、お風呂に入ってさっさと寝てしまうことにした。
 子供たちはパパと入るというので男湯に出かけていった。
 さっきお風呂場で会った若者たちが食堂や玄関をうろうろしていたが、これは宿のご主人の息子さんのお友達らしく、一般の泊まり客ではないようだった。

 そして温泉効果で足の先までぬくぬくと温まっていて、幸せな気持ちで床についたのは良いのだが・・・



 真夜中の12時、突然アラームが鳴り響いた。
 「誰よー、夜中にアラームセットしたやつは~!!」

 なんとか止めて、ようやく眠りについたところ、

 再び午前1時に今度はからくり時計が鳴り響いた。
 「いい加減にしろ~!!」とパパ。
 どうもアラームのおかげで自動で電源が入ったので一時間後に今度はからくり時計機能が働いたらしい。
 「なんとかして」と、パパは私に携帯を放ってくる。
 勘弁してよ、これ、パパの携帯でしょ。私に操作の仕方判らないってば。
 仕方ないので適当にいじくり回して、最後にはマナーモードに切り替えた。

 早く寝たはずが、すっかり眠れなくなってしまった。
 誰のせいだ、誰の!!?


赤倉温泉の酒屋で買った、ふるさと妙高山




2-1.朝風呂と朝食へ続く


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