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がんばれ新潟■雪国のお正月*2006■

7.みらい2号館



 「さて中はどうなっているかな」と若井さんが呟いた。
 「しばらく入っていないのでね。いや、雪かきしないとチェックインできない旅館なんて無いでしょうね」
 思わず吹き出しそうになる。
 そうだよね、他に無いと思う。
 玄関を開けて中に入ると、家の中はまるで冷蔵庫の中のようだった。
 うわぁい、きんきんに冷え切っている。


玄関入ってすぐのところにある浴室 玄関の飾り付け


 けれど乾燥しきった冬の東京辺りと違って、何日も入っていなくても埃などは溜まっていない。床も綺麗なものだ。
 早速、各部屋にある暖房機のスイッチを入れて回り、キッチンやお風呂を見に行く。
 前に若井さんに案内してもらったときに見ているが、浴室の窓の外など半分雪で埋まっていて吃驚した。
 囲炉裏の間は1号館と比較するとかなり小さい。その分熱の逃げるところが無いので温かそうだ。
 囲炉裏の間と隣接する炬燵の部屋、そして台所がくっついている。これらを開け放して繋げて、他の部屋を遮断しよう。
 後は寝室だが・・・
 炬燵部屋の隣は、二階まで吹き抜けの広い部屋になっている。棚にはずらりとお札やら神像やら。ここは寒いしちょっと怖い。
 吹き抜けの奥にもう一部屋。
 ここを寝室にすることも考えたが、なんと吹き抜けの部屋とを隔てるスライド式の戸が動かなかった。
 最初からなのかと思ったが、後で若井さんに聞くと、先日まではちゃんと動いていたという。雪の重みで動かなくなったらしい。かなりやばい。本当に屋根の雪を下ろさないと、そのうち家がつぶれてしまうかもしれない。
 二階へは吹き抜けの部屋の一角にある狭い口を通り階段を上るようになっている。
 この上がり口の天井が低く、注意書きはあるもののパパは頭をぶつけてしまった。
 階段は途中で二つに別れる。
 それぞれに寝室に使えそうな部屋があった。
 そのうちひとつを我が家が、もうひとつを明日から合流するyuko_nekoさんに使ってもらうことにしよう。


中心になる囲炉裏の間 昭和の香り漂う台所
炬燵の間・・・あれっ、もう早速くつろいでいるやつがいるぞ 玄関横にあった藁靴
吹き抜けになった広い部屋 左の画像の部屋に並ぶ神棚。
アコーディオンカーテンの向こうは炬燵の間になる
洗面所にいたクルミの人形。パパが子供の髪を結ぶゴムを無くさないようにこの人形の腕に引っかけておいた。 二階の廊下。眺めが良い。




1-8.冬の古民家はテントウムシ・ハウスへ続く


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