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◆◇九州温泉巡り旅行記◇◆
阿蘇-長湯温泉-黒川温泉

1.朝風呂はすずめの湯と仇討の湯






 朝風呂はすずめの湯と決めていた。
 「だよね」
 「やっぱりね」
 混んでいるかと心配したが、朝のすずめの湯は誰もいなかった。
 昼間、日帰り客であんなに混んでいたのが嘘のよう。
 朝風呂の贅沢は宿泊客ならではだね。

 パパと二人で独占。
 足元からぽこぽこ湧いてくる新鮮な源泉。
 強いゆで卵臭。
 ゆっくり上がる湯気。
 とろりとした濁り湯。

 昨夜はムカっとしたこともあったけど、やっぱり地獄温泉清風荘に泊まってよかった。


清風荘の建物の一部だと思う



二日目 2014年8月28日(木)


 今日は阿蘇を離れて北上。今夜の宿泊地は日本一の炭酸泉で知られる長湯温泉。
 ルートはざっくりと阿蘇山の外輪山を出て北上、国道442号線にぶつかったら東へ折れて大分県に入り、県道31号線を長湯の方面へ。
 442号線を逆に曲がればすぐに黒川温泉だ。
 当初の予定では先に黒川温泉に泊るはずだったので、もしそうしていたらもっと近かった。

 私は途中で寄る温泉のことばかり考えていたけどパパは阿蘇山観光についていろいろ調べてくれていたらしい。
 地獄温泉からそのまま山を登れれば阿蘇山ロープウェイ乗り場まで近いのだが、車は通れないと知り残念がっていた。


これも清風荘周辺の景色。川から湯気が上がっている。温泉なんだなぁ。


 食後はすぐに出発する予定だったので、朝食の前にもう一ヶ所お風呂に行っちゃおう。
 この清風荘の中でまだ入っていないお風呂といえばあそこ。

 やってきたのは元湯の露天風呂。
 館内にある元湯の浴室ではなくいったん外に出て曲水庵の玄関の方。ほら、女湯が上で仇討の湯になっているところ。
 意外にもパパも行くと言うので一緒に行った。
 もう朝一番ですずめの湯に入ったから十分だと言うかと思っていたのに。


元湯の露天風呂 仇討の湯


 仇討の湯も誰もいなかった。
 高いところにある露天風呂だけど、別段見晴らしがいいわけじゃない。特に何が見えるわけでも無い。
 でももちろん高く囲まれているわけではなく、十分に開放感がある。
 朝の光の下で、お湯の色は青みがかった白濁で、ちょうど良い温度のそれがどぼどぼと竹筒から注がれていると、何とも幸せな気分。

 女湯は無人だったが、男湯は他にもお客さんがいたようだ。
 パパと誰か世間話をしている声が聞こえてきた。





2-2曲水庵のユニークな朝食へ続く


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