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◆◇九州温泉巡り旅行記◇◆
阿蘇-長湯温泉-黒川温泉

8.山口旅館のかじかの湯










 脱衣所は誰も使った様子がなかったので独占かなと思ったが、樽風呂に一人先客が入っていた。
 そう、かじかの湯は二面の壁を取り払った半露天風呂と、いい味を出している二つの樽風呂で構成されていた。
 思わず頬がほころびそうになるいい感じのお風呂だ。特にこの半露天風呂。
 適当な感じの湯口の竹筒とか、成分が染みて一部色の変わった板壁とか、お湯の流れに沿って赤茶色になっている石の床とか。
 隙のない小奇麗さでもなく、B級でも無く、落ち着く感じ。
 ごくごくわずかに白濁したお湯はぬるめで、湯口に鼻を近づけるとはっきりとした金気臭。不思議だ。駐車場ではあんなにゆで卵の臭いがしたのにここでは金属の臭いが強い。
 入ってすぐにべたつくような肌触りがある。まとわりついてくるようなお湯。
 これは何だか入ったらなかなか出られなくなりそう。




山口旅館の半露天風呂かじかの湯 女湯


 樽風呂は二つあったので、先客がいない方に入ってみた。
 こちらもぬるめ。何故かヒバの葉のような物がネットに入れてお湯に漬けてある。

 そしてこの樽風呂に入って初めて判った、脱衣所を使った形跡がないのに先客の女性がどこから来たのか。
 樽風呂の隣に細い階段の通路が見えていた。宿泊者専用じゃないよねぇ? 行ってみようかな。


かじかの湯 女湯 樽風呂




1-9露天風呂の通路へ続く


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