子連れ旅行温泉日記の目次子連れ温泉ガイド地熱愛好会 > 子連れ旅行温泉日記 > 草津温泉と渋温泉*真夏の外湯巡り > 3-7和多の湯

◆◇草津温泉と渋温泉◇◆
真夏の外湯巡り

7.和多の湯











 十分露天風呂を堪能していよいよ和多の湯へ。
 ここは隣の延寿の湯と比べると狭く籠ったような感じがあるが、浴槽が木製なのが嬉しい。
 奥と手前と同じように正方形のものが二つ並んでいるそれの、まずは奥の方から入ってみようとした。
 手を入れるとかなり熱い。
 延寿の湯の奥の岩風呂も熱かったが、もっとこちらの方が熱いかもしれない。
 手前の方はというと、こちらはちょっと熱めなくらい、こっちならなんとか入れそう。





 よく見ると、奥のお風呂はパイプの湯口からどぼどぼお湯を投入しているが、溢れている様子は無い。
 一方、手前のお風呂はどこにも湯口は見えないが、洗い場の方に向けて一ヶ所常に溢れてお湯が流れている。お湯の流れるところは床も赤茶色く染まっている。
 よくよく見ると湯口の無い手前の浴槽の表面の一部がわずかに盛り上がっている。

 ということは、この二つの浴槽は中でつながっているのだろう。奥の浴槽がinで手前がoutだ。
 でもって奥の浴槽は上から熱い源泉を入れて、少しぬるまって下に下がったお湯が手前に入る仕組み。だから手前の方が少し温度が低いのだろう。
 その割には手前もそれなりに熱いが。

 今回も悩まずに水のホースを引いてきた。
 手前の浴槽に入れてしばらく加水。

 加水していると、透明に見えたお湯がもわもわと染まり始めた。
 入って判った。底に大量に湯の花の濁りが沈んでいたのだ。
 みるみるうちに濁り湯に。何色と言うんだろう。渋大湯の緑がかったオレンジ色にも見えるが、光の当たっているところは乳白色にも見える。
 ちょうど窓から斜めに光が差し込んでいて、それがゆらゆら揺れてすごく綺麗。


撹拌前。底まで透けて見える。


ホースの水を入れてお湯が撹拌されると・・



 においはなんていうんだろうなぁ、なんとも形容しがたいにおい。よくある金属や硫黄とは違う、植物? 土? 野菜? そんな感じの垢抜けないながら懐かしいような不思議なにおいがする。
 そして感触はすべすべ。
 歩き回ると足の方はまだまだ粉っぽい湯の花が沈んでいることがわかる。
 ひしや寅蔵のお風呂、最後の和多の湯が一番インパクトがあった。

 一応ひしや寅蔵の公式サイトによると、貸切露天風呂は当館すぐ脇より吹き上がる源泉(駐車場の処にある櫓だろうか?)使用。
 延寿の湯は横湯川の対岸の熱の湯(もしかして竹の湯松の湯にミックスされている源泉か?)。
 和多の湯は地獄谷からの引き湯となっている。
 昨夜女将さんに使っている源泉について聞いてみたが、「違う源泉だっていうことしかわからないの」とのことだった。





3-8渋温泉九番湯(結願湯)渋大湯再びへ続く


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