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◆◇草津温泉と渋温泉◇◆
真夏の外湯巡り

15.地獄谷温泉の露天風呂と猿






 そろそろ上がろうと思ったとき、湯気抜きの付いた天井を見上げてびっくりした。
 湯気抜きから猿が一匹こちらを見下ろしていた。
 わー、猿だ猿だ!!
 さすが地獄谷温泉
 猿はこちらを一瞥するとさっと引っ込んでしまった。


見えるかな、天井の湯気抜きの左側からのぞいている猿の姿



 隣の浴室からもう出ると声が掛かったので、自分も出るところだと返事をした。
 浴室から出てきたパパに、猿がいたいたと言うと、男湯の露天風呂は普通に猿が見えると言われた。
 「えーっ、男湯は露天風呂あるの!? ずるいずるいーっ」
 今だれも入っていないから見てきたらと言うので男湯を見に行くと、浴室の作りは女湯と同じで、違うのは露天風呂に出るドアがついていることだけだった。
 男湯は浴室からそのまま露天風呂に出られるようになっていた。
 露天風呂は野趣あふれた川沿いで、あーっ、ホントだと近寄ると、川の方から一匹の猿が近づいてきてお風呂のお湯を飲み始めた。





 「うーっ、男湯、いいな」
 「入らなかったよ」
 「なんで?」
 「丸見えすぎる」

 そんな会話を交わしていたら、今度は子猿が一匹お風呂に近づいてきてパイプなどで遊び始めた。

 まあ確かにあまり丸見えじゃ女性用の露天風呂があっても私も入れなかったかも。何しろ観光客の姿がとっても多い。
 地獄谷温泉のお湯には入れたし、露天風呂の猿も目撃できたし、まあ良しとするか。


こっちは男湯の内湯



 で、野猿公苑も見ていく?と言ったらあっさり却下された。前に見たし、今、近くで子猿も見たでしょ、と。
 駐車場に戻る道で空模様が怪しくなってきた。
 こ、これは・・・野猿公苑に行かなくて幸いか? ちょい急ぎ気味に歩いたほうがいいかもなんて話をしていると、案の定大粒の雨が落ちてきた。
 慌てて走る走る。
 車に飛び込んでドアを閉める。間一髪。


前を歩いているのはヒジャブを被っている人。地獄谷は外国人の観光客も多い。
そしてこの後大粒の雨が・・・



2-16ひしや寅蔵の駐車場へ続く


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