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◆◇草津温泉と渋温泉◇◆
真夏の外湯巡り

16.長栄の湯も入れず撤退






 外に出るとまだ小雨が降っていた。といっても邪魔になるほどの量じゃない。傘は差そうか差すまいか悩む程度。
 昨日の段階から既に、今日の予報は夜には雨。
 草津温泉感謝祭のクライマックスは止んでいてほしいな。女神様のご利益は無いだろうか。


通りすがりに見かけた車の下の猫



 ゆ宿大蔵を出て急坂を下りて、感謝祭の暖簾で飾り付けられた煮川乃湯の前を通って、それから今度は坂を上っていくと、だいたい坂を登り終えた地点で温泉街を抜けたことがわかった。
 振り返ると坂の下は草津の温泉街で、旅館らしい建物が沢山目につくが、正面の道の両側は既に観光地じゃない。ごく普通の住宅地だった。
 なるほどねぇ。だから町営の湯だったのかな。
 同じ外湯でも湯畑から近いところとは全然客層が違いそうだ。
 あちらは観光客が多いだけでなく、利用する地元の方も観光客慣れしているだろうけど、ここは本当に何の変哲もない住宅地だから。


あれが長栄の湯



 やがて何となく草津温泉の外湯と言うよりは、小さな公園の中に建つ公民館のような雰囲気の建物が見えてきた。周囲に花が沢山植えられていて綺麗だ。

 しかし近づいてみて嫌な予感が。いや、嫌じゃないけど。

 入口に飾り暖簾と七夕飾りのようなものが下げられているのは他の外湯と同じだが、それだけじゃなく、地元の人が集まっているのだ、建物の周辺に。
 「こ、これは・・・」
 「女神様のお迎えだよな」
 またまた女神様ご一行とバッティングするらしい。これで三度目だ。





 今すぐいらっしゃるというわけではないと思うが、30分は待たない感じ。
 そしていらした後もセレモニーやら記念撮影やらすると思うので、つまりまたまたいつ入浴できるかわからない状況だ。
 それにこんなに地元の人が集まっていたら、献湯後の女神様のご利益風呂は混みそうだし、だいいちもともと地元の人専用の外湯だったわけで、地元の人に申し訳ない気がする。
 せっかく歩いてきたけど撤退だぁ。


躑躅の湯に続いて長栄の湯もロスト



1-17みたび、女神様との邂逅へ続く


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