子連れ旅行温泉日記の目次子連れ温泉ガイド地熱愛好会 > 子連れ旅行温泉日記 > 秋の北志賀小旅行 > 2-12ナガノパープルとの出会い

◇◆秋の北志賀小旅行◆◇

12.ナガノパープルとの出会い











 果物は好きじゃなくて、こう言うときは見ているだけのパパが、「一粒一粒が大きいやつが美味しいらしいぞ」とか言う。
 ブドウは房の根元の方が甘いから、一番さきっぽを食べてみて、甘かったら房全体が甘いんだっけ?
 でも食べ放題じゃないし、勝手に房の先を取って食べちゃったりしていいんだろうか。
 どの房も綺麗に円錐形に整っているので、一粒つまむのはいけない気がした。

 新鮮なうちに食べきれなくてもいけないので、巨峰を二房、ピオーネを二房狩って帰ることにした。
 どちらも濃紫色なので、見分けがつくようにピオーネの茎の根元にハサミで切れ込みを入れた。

 あれが良さそうだとか、これがいいみたいとか四人でブドウを選んでいるとき、収穫を終えたのかおじさんが通りかかり、これ、一粒食べてみなと巨峰より気持ち小振りなブドウを差し出した。
 「皮ごと食べられるから」
 へえー、色は違うけどロザリオビアンコみたい。
 一粒食べると、甘~い。
 巨峰の渋みとロザリオの甘さがほどよく混じっている。
 「これ、とっても美味しいです。どこで狩れるんですか?」
 おじさんはちょっとすまなそうに、これは狩る用じゃないんだよと答えた。









 ぶどう狩りを終えて、さっきのビニールハウスに戻ると、案内してくれた女性がてきぱきと計量してくれた。
 私たちが狩ってきたブドウは、粒は大きくても房としてはそんなに大きくなかったので、全部で二千円程度だった。
 「あのう、ぶどう狩りしているときにおじさんが食べさせてくれたんですが、紫色で皮ごと食べられるブドウ、あれ、何て言う名前なんですか?」
 名前が判ればどこかで買うこともできると思って私は聞いた。
 「長野パープルね。ちょうど今、ここで詰めているのよ」
 えっと思って見ると、どうも従業員が段ボールに詰めているブドウがさっきのそれだったようだ。
 「長野パープル、買うこともできますか?」
 「いいわよ。粒が揃っていないから、おまけしておくわ」
 1キロ650円と言って、1キロ以上詰めてくれたようだ。
 聞いてみて良かったー。


これがナガノパープル。皮ごと食べられるよ! めちゃめちゃ美味しい。オススメ。




2-13今日の予定はパーフェクトへ続く


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