子連れ旅行温泉日記の目次子連れ温泉ガイド地熱愛好会 > 子連れ旅行温泉日記 > 秋の北志賀小旅行 > 2-9遠見の湯の露天風呂とその景色

◇◆秋の北志賀小旅行◆◇

9.遠見の湯の露天風呂とその景色











 白い四角いホテルセランの駐車場の一角に建つ遠見の湯は、洋風とも和風ともつかない屋根のとがった茶色い板張りの建物だった。
 ここの営業時間はちょっと変わっていて、平日は午後3時から午後10時まで。
 但し今日は土曜日なので土日祝日の営業時間、午前11時から午後10時までが適用される。

 受付で入浴料を支払い、早速お風呂へ。
 ちらっと狭い洗い場を見て、シャンプーリンスが置いてないみたいと思った。
 「カナ、レナ、昨日の夜は洗えなくて、今日どこかで髪を洗おうねって言っていたけど、どうもここも洗えないみたい。ごめんね」
 シャンプーリンスは車に積んであるのだが、もうここまで来ちゃったら取りに戻るのもなぁ。

 でも脱衣所から洗い場に移動してみたら、シャンプーはちゃんと置いてあるのに気づいた。
 よくある普通のボトルではなく、壁にくっついている式だったのだ。

 遠見の湯は内風呂にあたるものがない。
 洗い場は室内だが、お風呂は露天風呂のみ。
 特にスキー客を見込んでいるならば、洗い場だけでも室内なのは嬉しい。冬は寒いから。

 町を見下ろす斜面に作られているので、遠見の湯の名に恥じず、とても見晴らしが良い。
 馬曲温泉もだけど、とにかく湯船に肩までつかった状態で景色が見られるのは最高。






 無色透明。
 ちょっときしきしとするお湯で、よく見ると細かい粉のような茶色い湯の花が沢山舞っている。
 和を感じさせる岩風呂だが、お風呂の底を白く塗ってあるため、透明の湯が薄青く見えて、ちょっと南国のリゾートプールや白砂のビーチのような印象もある。
 残念なのはやっぱり塩素の臭い。
 それもほとんどプール並に臭う。
 これさえ無ければなぁ。
 でもお湯に浸かっている部分の岩などみんな茶色く染まっていて、しっかり温泉なんだと主張しているように見えた。

 とにかくこの温泉の素晴らしいところは何をおいても景観。
 柔らかい午後の日差しが湯面を照らして、遠くの山々の稜線もくっきりと。
 いい湯だな。

 来る前は乗り気じゃ無さそうな顔をしていたパパも気に入ったみたい。
 ホッとした。
 さて次の計画は・・・ぶどう狩り、そしてお土産探し。







2-10道の駅 北信州やまのうちへ続く


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