◇◆秋の北志賀小旅行◆◇
お客さんは数えるほどしかいないので、どこに座っても問題なし。
子供たちは一番前に陣取った。
やがてロープウェイは動きだし、するすると昇っていった。
眼下の緑はだんだん色付き始め、やがて赤や黄色の燃えるような色合いに変わってきた。
でも本当に残念なことに、ロープウェイベゼルの窓ガラスは全て一面の傷だらけで、外の景色はぼんやりとしか見えなかった。
スキーのためのロープウェイだから、スキー板やスノーボードが当たって傷だらけになるのは判る。
判るけど、グリーンシーズンに観光用に稼働させようとするなら、もうちょっと何か考えてほしいな。
北志賀竜王ロープウェイは登りも下りも30分に1本。
ちょうどコースの中ほどで、登りと下りがすれ違う。
でもすれ違った下りの箱には、係員一人しか乗っていなかった。
果たして元が取れているんだろうか。
傷だらけの窓ガラスから紅葉を見ているうちに終点の山頂駅に到着した。
山頂駅と言っても、そこはまだ本当の山頂ではなく、冬季はこの先リフトを乗り継いで本当の竜王山頂まで登ることができる
グリーンシーズンは自分の足で更に2キロほど昇る気がなければここで引き返すことになる。