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榛名湖日記アンコール4-5


5.マニアックなお風呂と言わないで

 まあ、他に誰もいない貸切状態なのだから、子供たちにはその辺で遊んでいてもらおう。大人だけで入らせてもらうことにする。

 気持ちぬるめのお湯は茶色の混じった緑色の濁り湯で、そう、鉄の臭いといい、昨日のつま恋温泉にとてもよく似ている。濁りは激しく底はまったく見えず、さらに茶色い粉のような湯の花が沢山舞っている。
 金気臭はつま恋温泉よりちょっと劣化した感じだが、味はつま恋よりずっと甘い。でも基本的には鉄入りの気の抜けた炭酸味。
 どこからお湯が出ているのだろうと不透明な湯の中を探れば、パイプが斜めに浴槽の底近くまで延びていて、そこから適温の湯が出ていた。たぶん空気に触れさせないで浴槽に注入するためと思われるが、何でこんなに斜めに風呂の端から端まで長々とパイプが伸びているのだろうと可笑しくなってしまった。
 かなりきしきしする。でも肌あたりは柔らかい。
 湯上りは温くてもよく温まり、肌も相当すべすべする。

 パパは雪見露天風呂だったらまた違った雰囲気なんだろうなぁと言う。
 確かに今の時期、雪はもう無いし山はまだ葉の無いはげ山状態だけど、ここの景色、結構いいと思うぞ。そんなにマニアックなお風呂だなんて言わないでちょうだい。
 どうもパパのお風呂の好みは、この総本家よりも、ちょっと下った滝沢温泉らしい。


茶色と緑の混じった濁り湯。
山の斜面はまだはげ山状態でしたが、新緑、紅葉や雪景色はきっと素晴らしいでしょう。


ちなみに子供たちは入らず、周りで遊んでいました。
他に人がいなかったので許してください。 小さな鍾乳石みたいな析出物です。
ここも暖簾が雨ざらしで破けていたんですよね。結局、暖簾が破けるとB級感が増すという法則があることがよく判りました(笑)。


レナの抱えた桶を見れば判るとおり、何故かここの桶は底抜けばかりです(笑)。




4-6.千本桜にはまだ早いへ続く


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