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◆◇夏休み函館紀行◇◆
母娘函館観光旅行記

17.山上大神宮の宝箱













 石段を登りきればようやく山上大神宮だ。
 しめ縄の張られた二重の鳥居を潜り、まずはお参りする。
 境内の杉の木の根元に果たして「五」の立札はあった。
 ここには澤辺琢磨の台詞として、
 『いらっしゃいよ。あしが旧名山本数馬こと
 澤辺琢磨ぜよ。龍馬とあしはいとこぜよ。
 手紙の宝のことじゃね。いいじゃろう。
 教えてあげよう。まっことに龍馬らしい宝じゃ。
 龍馬の宝とは言葉ぜよ。三つの言霊ぜよ。
 ひとつはここにある。残る二つは埋めちゃったよ。
 埋めた場所のヒントは本殿向かって右の灯篭に
 しるしておるよ。』

 さらに文字色を青に変えて
 『龍馬のつぶやきクイズ②
 ここの現在の名称は○上大神宮』

 さらに文字色を再び黒に戻して
 『旅立つ前に参拝を忘れちゃいかんぜよ。』
 もう参拝は済ませた。

 そもそも何を探していたんだっけ?
 宝探しだから宝だよね。探している宝とは龍馬の言葉だと、ここに書かれている。そしてひとつはここにあると。





 今回は立札の下の石の上に初めて見るものが置かれていた。
 なんと宝箱だ。
 鍵はかかっていない。ぱかっと開けると・・・
 中には『英知』と書かれていた。

 うーん、宝探しここに来て急展開だ。
 今までは次の立札へのヒントしか無かったのが、ここで初めて本体の一つが見つかったのだから。

 しかしこの先が最も難解だった。
 指定された右の灯篭を見ると、一筆書きで書いたような妙にかわいい魚の絵が。
 この魚・・・どうしろと???


下の画像の左が宝箱で、右がその宝箱を開けたところ。



 あっとそうだった。立札の後ろにヒントがあるはず。
 『行先ヒント写真⑤
 そこは海軍墓地。
 己巳役海軍戦死碑と呼ぶ』

 己巳役海軍戦死碑??
 なんっじゃそりゃ。
 ぜんっぜん判らない。ガイドブックでも見たこと無い。
 ガイドブックに付帯してきた函館観光マップにも載っていない。

 さんざん悩んで・・・いやもう本当に悩みに悩んで、結局最後の禁じ手を使うことにした。
 スマホで「己巳役海軍戦死碑」を検索したのだ。

 天下のgoogleさまでも己巳役海軍戦死碑はほとんど出てこなかった。
 しかもスマホで見つかる情報では、マイナーな観光案内に写真などは出ているのだが、何故か位置情報を書いていないものばかり。
 これでは、函館市内のどこかにあることは間違いないながら、どこにあるのかはさっぱり判らないではないか。

 海軍墓地・・・墓地という言葉から真っ先に思いつくのは外国人墓地だ。
 ここなら函館の観光名所としてガイドブックにも載っている。確かミシュランで景色が良いと☆がいくつか貰えていなかったっけ。
 しかし墓地以外に共通項が無いし、外国人墓地のどこを探してよいか見当もつかない。ここからは距離もあるし、行って途方にくれるよりは、行く前にもう少し絞った方が・・・。

 そのとき宝探しの地図を凝視していたカナが天からのお告げのようなコメントを出した。
 「地図に魚のマークが書いてあるけど」

 なぁにぃぃぃ~。

 言われてみれば宝探しの地図に灯篭にあるような魚の絵が描かれている。
 今いる山上大神宮には鳥居マークも。

 ・・・難しいこと考えずに地図のマークを辿れば良かったんかい。
 魚のマークの場所をガイドブックの地図で見ても何も記載は無かったが、昨日函館駅の観光案内所で貰った地図も調べてみると、そちらには確かに目立たないながら己巳役海軍戦死碑の文字が。


さあ今度は坂を下らなくては




3-18函館に何本もあるものとはへ続く


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