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◆◇青森温泉紀行◇◆
下北半島-十和田-岩木山麓

17.日本三大秘湯 谷地温泉は霧の中







 まかど温泉がダメだったら、次に行く温泉は決めていた。
 日本三大秘湯・・・のひとつらしい。谷地温泉





 400年の歴史を誇る老舗旅館だが、運営していた十和田湖グランドホテルが経営破綻、2008年から格安チェーンの伊藤園ホテルズの運営に変わる。
 私は今回の旅行で谷地温泉に泊ることも検討して、普通にじゃらんだか楽天だかの予約頁に表示されていたので、実はこの宿を伊藤園も手放して、ほんの2か月前まで休業していたという事情があったとはまったく知らなかった。
 現在のオーナーは南風見観光という沖縄の西表島でラ・ティーダ西表というリゾートホテルなどを営業する会社となっている。

 八甲田山麓には有名な秘湯が沢山ある。
 その中でも一番名前が知られているのは酸ヶ湯温泉だろうか。
 その他に、今夜泊まる蔦温泉旅館、今から立ち寄りしようと思っている谷地温泉、元湯猿倉温泉、八甲田温泉などがある。
 酸ヶ湯と猿倉は10年以上前に一度だけ青森に来た時に入った。
 それで今回はまだ入っていないところとして谷地温泉を選んだ。ナイジェルさんのお勧めの温泉でもあったし。



霧が酷い


 七戸東北町三沢などの温泉は生活の一部として溶け込んでいる感じだった。下北半島も下風呂恐山薬研は観光客も多かったが、それでも全体的には地元に溶け込んでいるような温泉地だった。
 それに比べるとこの八甲田山麓の温泉群は秘湯でありつつも明らかに観光地であり、地元以外の観光客を意識した施設が多い。

 七戸から谷地温泉へは国道394号線を西へ向かえば良い。
 394号線はやがて八甲田山の東南の麓で103号線に突き当り、そのT字路近くの脇道を右に入って少し行けば谷地温泉だ。
 なお、103号線を左に曲がれば蔦温泉旅館に至る。

 394号線はしばらく川沿いに走った後、いくつかの牧場の間を縫うようにして八甲田山に近づく。
 この谷沿いの道が曲者だった。
 下北半島を南下するときから一時的に晴れたものの再びどんどん天気は悪くなってきて、ここに至って前方がまったく見えないほどの深い霧に。
 車を進めるのが怖い。
 本当に何も見えないよ。



なんにも見えないですよ、ホント





3-18足元自噴泉の源泉は男湯へ続く


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