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沖縄・子連れで体験旅行!
*子連れ沖縄旅行記3*

12.トンボ玉作り体験










 工房の入り口には、体験中は火を使っていて危ないので前の人が終わるまでドアを開けないでほしい旨、注意書きがあった。
 トンボ玉の作り方も貼ってある。実際に部屋に入る前によく読んでおくように書いてある。なかなか作業は細かそうだ。

 バーナーを使う側と反対側の入り口から中に入った。
 建物の中は猛烈に暑い。むら咲むらはどこもそうなのだが、琉球王朝時代を再現しているせいか、ほとんど冷房がない。この気温で冷房無しはなかなかどうして辛いものがある。
 見本のトンボ玉とカラフルなガラス棒が何本も並んでいた。このガラス棒を溶かしてトンボ玉を作るようだ。
 私たちの前に並んでいた家族連れが、「二色選ぶみたいですよ」と教えてくれた。
 受付の時は既に完成しているトンボ玉を選んで、後はただ紐を編むだけだと思ったが、流れからいつの間にかトンボ玉も手作りする方向に向いてきたような気がする。
 カナとレナは見本をいろいろ手に取ってみた。
 レナは少し悩んだ後、ひとつに決めたようだ。ガラスには透明なものと不透明なものと二種類あって、私は透明な色を二色選んだ方が綺麗かなと思ったが、意外にもレナが選んだのは不透明なガラスだった。
 カナは決めかねていた。
 決めかねた末、選びたくないとかなんでもいいとか不愉快な言葉を口にし始めた。
 私もパパもうんざりしてきた。こんなことなら海のランプが完成して楽しい気分のまま帰れば良かった。


トンボ玉を作るためのカラフルなガラス棒が並んでいる


 前の人の番が終わり、私たちの番が来た。
 カナはまだ決められずにいたのでレナのトンボ玉を先に作ることにした。
 スタッフの女性はレナの選んだ見本を見て、メインになるパステルグリーンのガラス棒と、模様を入れる白っぽい細いガラス棒を準備した。
 そして、「お母さんが作るんですね?」と確認した。
 「はい」
 「それじゃこの棒をこの高さに並行に持って、回していて下さい。私が合図をするまで同じ速度で回して下さい」
 私はバーナーの火の上で、金属のような棒とパステルグリーンのガラス棒をそれぞれの手に持ち回し始めた。
 位置をずらさないように、また回す速度も一定になるように緊張しながら回す。
 スタッフの女性は私の持つ二本の棒をゆっくりと火に近づけた。
 熱を受けてガラスがどろりと溶け出す。
 たらりと垂れてきたのをもう一本の棒で受け止め巻き付ける。
 これでビーズ型の出来上がりだ。
 それから今度は模様を入れる。もう一色のガラスも溶かし今作ったばかりのガラスビーズにラインのように入れて、とがった道具でひっかくように伸ばす。
 それをずっと一定の速度で火の上で回していると、全てが融合して綺麗な丸い形になってきた。
 ビーズは模様のある大きいものと、単色の小さいものと二つ作った。後で判ったが、小さい方はアクセサリーの留め具として使うのだった。

 レナのトンボ玉が完成した頃、カナも機嫌を直したようだった。
 「・・・これ」と見本を差し出す。
 それはレナのトンボ玉のようにメインの色に別の色で模様をつけたタイプではなく、二色が半分ずつ使われているタイプだった。
 スタッフの女性はそれを見て、「これは作るのがかなり難しいですがいいですか?」と確認してきた。
 カナがせっかく選んだ色だからとパパは肯いた。

 カナの選んだ見本は、透明な青と透明な黄色でできていた。
 レナのタイプはとにかく一色でビーズ状の玉を作り、そこに模様を入れるだけで良かったが、カナのタイプは巻き取り作業自体を二回繰り返さなくてはならないようだった。しかも同じサイズになるように注意し、融合させなくてはならない。
 工房の中はさっきも書いたようにクーラー一つなく、しかも火を使うので猛烈に暑い。
 パパの額からは汗がだらだらと垂れていたが、ずっと火の前で作業しているスタッフはもっときつそうだった。









3-13ブレスレットを編むへ続く


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