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沖縄・子連れで体験旅行!
*子連れ沖縄旅行記3*

4.嘉手納基地とトリイステーション










 許田ICから石川ICまで高速に乗って、それから一般道をさらに南へ。
 地図で見ると目的地のむら咲むらは残波岬の付け根にあるような感じだから、読谷村の海沿いの道をただ南下していけば着きそうだが、何故かナビは内陸部を通りたがり、いつの間にか私たちは嘉手納町との境界を走っていた。

 嘉手納と言えば米軍基地のイメージがある。
 ふと、信号で停まったときに妙なものが目に入った。
 何故かふたつ並んで立つ朱塗りの鳥居。
 しかし鳥居を潜った先は荘厳な参道ではなくどうやら平屋建ての建物が並ぶ米軍基地のよう。
 なんで米軍基地のゲートが鳥居なの?
 正直ふざけているんじゃないかと思った。
 ご丁寧にシーサーの載っかった赤瓦の看板があり、そこにTORII STATIONと書かれている。
 トリイステーションだぁ?
 ナビを確認すると、その中には神社ではなく米軍通信施設があると記載されている。
 「鳥居って・・・鳥居って、神様の住む場所との境に建てられる神聖な門だよ。それを何だって軍のゲートにするわけ? 信じられない」と私。
 「まあアメリカ人のすることだから」
 うん、日本人としては理解しがたいところがある。




 鳥居ステーションを過ぎて、最後は海側の道を北上。
 青い海を背景に緑色のさとうきびが揺れている。
 ざわわという悲しい歌が無かったっけ。この景色を見ているとざわわという音が聞こえてきそう。
 さっき基地を見たばかりだからだろうか。
 青い海は黙して語らず。

 「観光施設のわりに看板が見あたらないね」とパパが言う間もなく、すぐにむら咲むらの看板が現れた。
 道は間違っていないようだ。
 やがてさとうきび畑が切れて、左手にいかにも沖縄らしい赤瓦の建物と、右手に駐車場入り口が見えてきた。



坂道を下ると水平線がせり上がる


さとうきび畑を風が渡り、


海と空は黙して語らず



3-5体験王国むら咲むらへ続く


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