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沖縄・子連れで体験旅行!
*子連れ沖縄旅行記3*

3.シュノーケルを始めてはみたけれど










 ちょっとひやりとするなと思いながらゆっくりと海の中に入った。
 両腕には子供のライフジャケット型の空気を入れて膨らませる浮き具をつけている。ちょうどアームリング型の浮き具みたいに。これで十分体は浮く。アームリングと違って空気を入れるところが複数に別れているので一応どこかに穴が開いても他が保てば何とかなるしくみ。
 リゾートのビーチと違って砂も粗い。
 ところどころ岩はあるが足の届く範囲に珊瑚らしいものは見あたらない。
 それより何より水が濁っている。
 去年、一昨年に水納島はもとより、瀬底島、グリーンフラッシュビーチ、古宇利ビーチ、済井出ビーチなどいろいろシュノーケルして回ったけど、そのどこよりも今日のゴリラチョップは濁っている。正直、沖縄の海とは思えないほど。
 たぶん数日前に直撃した台風の影響が残っているのだと思う。
 それにしてもこれはひどい。
 今日、シュノーケルに来たのは失敗だったかもしれない。
 魚の姿もほとんど無い。
 岩の辺りに少しだけ魚影があるが、見て楽しいと思うほどにはいない。
 もしかしたらもう少し沖の方にポイントがあるのかもしれない。
 でも岩の周囲は少し流れもあって、もし沖に流されたらという恐怖があるからあまり動くことができない。
 やっぱり魚は少なくても管理されたビーチのロープの中でぱしゃぱしゃやっているのが私にはお似合いなのかも。




 パパがパラソルをセットしたのはゴリラチョップ岩の反対側だったので、とりあえず海の中から岩をぐるりと回ってみることにした。
 岩から離れすぎず、近づきすぎず、ちょうど良い距離を保ちながら前に進む。
 離れて沖へ流されたらと思うと怖いし、また岩に近づきすぎて波で岩にぶつかっても怖い。
 岩は波に浸食されて角が丸くなっているかもしれないが、先日オーストラリアヒンチンブルック島で海辺の岩に接触して手の平を傷つけたばかり。傷は浅かったけれど鋭かった。あれを思い出すとゾッとする。
 急に海がとても恐ろしいところのように思えてきた。

 岩をぐるりと回って顔を出すと、パラソルの側で遊んでいた子どもたちが気づいた。
 こっちだよと手を振っている。
 今度はこんな浅いところで怖がっている自分が可笑しくも思えてきた。




とにかく目の前の海はあまりにも綺麗だった。この先起きる恐ろしい出来事も知らず・・・。



2-4水中の恐怖へ続く


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