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海とビーチと
*子連れ沖縄旅行記*

9.古宇利ビーチのシュノーケルポイント











 何度もお礼を言っておじさんと別れて、岬へ向けて少し散歩して、それからまた古宇利ビーチに戻ってきた。
 昼を過ぎればビーチも賑わうのかなと思ったけれど、海水浴客の数は朝とほとんど変わらないくらいだった。
 それにしてもこんなに海が綺麗なのに魚がいないのは癪だ。
 本当に古宇利ビーチには魚がほとんどいないのか。
 どうもそうは思えない。
 パラソルをビーチの左側に立てたこともあり、今までは左側の海ばかり探していたけど、右側はどうだろう。ちょうどあの、古宇利大橋の下辺り、怪しいんだけどな。
 一人でシュノーケルをセットして、橋の下まで泳いで行ってみた。
 おや、これは。
 橋のたもとは人工的に石を積み上げてある。
 石の回りや橋の影にいっぱい魚がいた。
 なぁんだ、こんなところにいたんだ。



急いでいたので巧く撮影できなかったけど、とにかく橋の下には小さな魚がいっぱいいた。子供でも足の届く深さだよ。



 急いでカナとレナを呼び寄せた。
 「魚がいっぱいいたよ、橋の下で見つけたんだ」
 そんなに大きな魚はいないけど、しましま魚やチョウチョウウオはいっぱいいる。特に手の平に乗るくらいのしましま魚は群れなしている。
 近くの家族連れはなんと虫取り網を持ってきた。あれで魚をすくおうと思っているらしい。
 ところで意外なことに橋の下の魚を喜んだのはレナではなくてカナだった。
 今までどちらかというと怖がってなかなか海中を見ようとしなかったカナは、自分の足が届くぐらいの深さに小さな魚が沢山いることに大喜びだ。
 自分が自由になる深さで魚と遊ぶことができる。海底に自分の足で立って、すぐ隣を魚が泳いでいる。こんなシチュエーションが嬉しいらしい。
 対するレナは萎縮していた。水納島の深い海ではあれほど自由にシュノーケルしていたのに。
 「石が怖いっ、怖ーいっ!!」
 足に底の石が触れるのが嫌らしい。落ち着かせようとしても暴れるばかりだ。
 両足を支えて下に付かないようにした。
 それでも半泣きで大暴れ。
 この傾向はその後もずっと続いた。

 気が付くともう3時だった。
 沖縄に来て日が経つに連れ、朝がのんびりになって出発が遅いからか。
 時間が経つのがすごく早く感じる。
 最後に一人でもう一度橋の下まで行って来た。
 古宇利ビーチでシュノーケルするなら絶対ここがポイントだ。
 魚もたくさんいたが、岩の処に白黒のはっきりしたシマシマの貝殻がやたらと落ちていると思って拾ったら、それは全部中身のある生きている貝だった。
 この貝の名前はノシガイというらしい。




仲良くなったK君にもバイバイ



6-10今帰仁村農村環境改善サブセンターへ続く


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