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美ら国訪ねて
*子連れ沖縄旅行記*

2.名護の朝市



 本当だった。
 川沿いの市街地に、小さな青空市が立っていた。
 よくこんなの見つけたねぇと言うと、パパはガソリンを入れようと裏道に車を入れたらやっていたと教えてくれた。
 一番手前の店は、男の子三人連れたお母さんの出しているもの。
 古着や古本と並んで、お菓子のおまけに付いてきたようなポケモンの玩具がごちゃごちゃと箱に突っ込んである。
 今さらポケモンがブームのカナとレナは、すっかり夢中になって覗き込んでいる。

 オーストラリアでもいつもそうだが、マーケットを見つけると、パパは子供たちに小銭を渡す。
 自分で選んで買って良いよと。
 二人はそのポケモンを買うことに決めたようだ。
 ただ、とりあえず先に一周してみることにした。
 まあ頑固なカナは、最初に決めたものを決して動かそうとはしないだろうけど。

 次に目に付いたのはビーズのアクセサリー屋さん。
 若いお姉さんが店番をしている。
 カナとレナが覗き込むと、子供サイズの指輪を沢山ある中からいくつか選び出してくれた。
 カナは水色のビーズを、レナは透明なビーズを選んだ。
 手作りでひとつ20円。


川沿いに市が立っている 選挙活動中の衆議院候補も朝市で広報活動をしていた
これちょうだいよー どのポケモンにしようかなぁ


 子供たちが目に付くものをあれやこれや見て回っているうち、パパは食べ物を買っていた。
 青々とした立派なゴーヤーに、一人分が小さなカップに入ったジーマーミー豆腐、昆布の佃煮クーブーイリチーなど。

 星の砂のキーホルダーはパパが子供たちに買って上げた。
 星の砂って昔、流行ったよねぇ。
 「10年前だっけ?」とパパ。
 「20年前かもよ」と私。

 最後に最初の店に戻って、やっぱりポケモンお買いあげ。
 カナはロコン、レナはフシギダネ。
 ひとつ10円。
 店番の男の子のうちどの子の名前だか、それらプラスチックで出来たポケモンの玩具には、額にひらがなで「よ」と書かれていた。


青々としたゴーヤー おっちゃん、これも売り物かい?
朝市の戦利品 そしてそのゴーヤーで早速パパが作った朝ご飯




6-3.楽園の海の小さな響きへ続く


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