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美ら国訪ねて
*子連れ沖縄旅行記*

10.ウィークリーマンションは何処に?



 混雑した名護市内を抜けて、名護湾に沿った449号線を西へ。
 時折珊瑚礁のあるパステルグリーンの海とビーチが点在する快適な道。
 左手にリゾネックス名護が見えると、今度は右手に異様な小山がいくつも見えてくる。
 ごつごつと削り取られた山容は、秩父の武甲山を思わせる。
 ここもセメント工場があるのだ。
 やがて道は右にカーブし、天然記念物の塩川を渡る。
 塩川というのはその名の通り塩辛い川で、世界でこことプエルトリコにしか無い珍しい川だと言う。
 海の上は晴れている。
 今朝の嵐が嘘のよう。白い雲が流れていく水色の空だ。
 崎本部の集落を越えて、ベルビーチゴルフクラブの表示があった。
 ベルビューホテルはどこだろう。
 ゴルフクラブの近くだと思うが・・・。
 もう少し行くと、道沿いに白い建物が建っていた。
 ここがゴルフ&マリーンリゾート ベルビューホテルだった。

 外観は少しくたびれているな、という感じだった。
 道を挟んだ海のそばにはまあまあのビーチもあるはずだが、ホテルからの眺めもそれほど期待できないかもしれない。
 ホテルはこことして、泊まるウィークリーマンションはどこなんだろう。
 ここからもうちょっと山の方へ登るのか、それともさっきのゴルフクラブへの道を曲がった方にあるのだろうか。

 パパが一人で車を降りてチェックインの手続きに向かった。
 しばらくして戻ってくると、
 「マンションはここじゃなくて25分ほど離れたところにあるらしい」と言った。


石灰岩の異様な山が見えてきた 左手に海・・・開放感のある道
ベルビュー近くの天然ビーチ ゴルフ&マリンリゾート ベルビューホテル


 ベルビューホテルの支配人が先導する車の後について、再び名護市への一本道を走っている。
 先ほど通り過ぎたばかりの塩川、石灰岩切り出し山、リゾネックス名護をまたもう一度過ぎる。
 「この方向へ25分って言ったら、名護市内? もしかして名護を通り過ぎちゃうんじゃないの?」
 「俺もそう思う」
 そういえば、ベルビューホテルの公式サイトで泊まるウィークリーマンションを見つけて、チェックインはホテルで行うと書いてあったし、夜中の到着ならその夜はホテルの方に泊まるとなっていたから、当然ホテルの隣に建っているものと思って疑わなかった。
 思えばサイトの何処にもウィークリーマンションの住所は書かれていなかったのだ。
 「泊まる場所がベルビューのある本部町だと思っていたからこそ、観光は本部周辺で考えていたのに、まさか名護だったとはね」

 支配人の乗る車は混雑した名護市内に入り、表情豊かなシーサーが沢山乗った名護市役所の前を通り、消防署の前で曲がった。
 ベルビューのウィークリーマンション、ウィンベル沖縄名護コーラルビューは、名護市の中心部より南寄り。東江の海のそばに建っていた。
 (そうだよ、マンションの名前に「名護」ってついてるじゃん)


これが私たちの泊まるウィンベル沖縄名護コーラルビュー




2-11.ウィンベル沖縄名護コーラルビューへ続く


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