子供と一緒に夏休み
**福島でLet's体験旅行**

9.オセアニック・ガレリア海の科学館

　3階に降りるとトド、セイウチなどの海獣類とエトピリカというペンギン一歩手前の水鳥などが飼われている。
　特にひげ面のセイウチがユーモラス。
　観客たちを意識するような動きを見せてくれる。

　3階はまだまだ続く。オセアニック・ガレリア(海の科学館)というコーナーがあって、ここはとても面白い。
　伝馬船シミュレータというものがあって、実際に体を使って櫓を漕ぐ体験をさせてくれたり、盤上のミニチュアを操作して、伝馬船を指定の場所に移動させたりする装置が並んでいる。
　レナがミニチュアに興味を示したので足を止めたが、いざとなると恥ずかしがってやろうとしない。
　仕方ないので代わりにパパがトライ。
　見事指定された場所まで船を動かすことができて、一発で合格。

　またマイクロアクアリウムといって顕微鏡で海中の微生物を見せてくれたりする。
　もちろん生きているのでうようよと動いている。
　これも結構面白いし子どもたちも喜んだ。
　こういう体験施設はアイデアもいいしとても充実している。

　ガレリアの奥は企画展示室だった。
　今回の企画は琉球びんがた水族館。
　びんがた(紅型)というのは沖縄独特のステンシルのような染め物。
　琉球びんがたの中から沖縄の海や自然を描いたものを選び、沖縄の魚を集めた水槽と共に展示してある。
　カナもレナも先月沖縄旅行したばかりだから知っている魚を見つけると大喜び。
　水槽やパネルを指さしてあれやこれや。
　特にレナは「あっトゲチョウチョウウオ、カクレクマノミ、それから写真のはムラサメモンガラ」と、説明文を読まなくても知っている魚を教えてくれる。
　部屋の隅にシーサーが鎮座していて、台座には「さわらないでください。かみます。」のプレート。

　3階のラストは熱帯アジアの水辺。
　ここも4階のふくしまの川と沿岸同様、植物園のような作りになっている。
　子どもたちはアロワナとかピラニアって言われてもぴんとこないかな。
　水族館だけどコウモリもいるらしいんだよね、このコーナー。見つけられなかったけど。