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滑川温泉湯治日記2-8


8.延長コードとイヤホンの使い道

 子供たちは嬉しくても怒ってもつい興奮して声が大きくなる。
 とにかく自炊棟は声が筒抜けなので周りに迷惑を掛けないですむよう、ビデオを持ち込むことにした。日頃車の中で使っているテレビデオを部屋に運んだ。
 ところで滑川温泉は水力発電による自家発電だ。駐車場のところに発電小屋があり、一般家庭7軒分の電力を賄うことができると説明書きがある。
 炊事棟の部屋のどこにコンセントがあるか知らない人もいる。部屋の壁をぐるりを見回してもそれらしいものは無いからだ。
 私たちは前にも泊まったことがあるので知っている。部屋の真ん中に下がる電灯の傘の上にあるのだ。
 パパは炊事場で別の泊まり客に、どこにコンセントがあるか知らないかと聞かれたそうだ。教えてあげるとその人たちの部屋からはドライヤーの音が聞こえだした。

 今朝、米沢の電気屋で買った延長コードとイヤホンはこのためだ。
 延長コードでテレビデオを繋ぎ、一人用のイヤホンの左右をカナとレナの耳にセットする。これは仲良しイヤホンと言うんだよ、とパパ。二人で仲良く並んで使わないと、耳から外れちゃうからね。

 パソコンも昨日は部屋で開かなかった。
 天井から直接ACアダプタがぶらぶら垂れ下がるのが鬱陶しい。まあ寝不足で日記を書く気になれなかったというのもある。
 この他に延長コードは携帯電話やデジカメの充電器などにもいろいろ活躍した。


仲良く一人用のイヤホンを二人で使ってビデオを見るカナとレナ

昼間、黄木で購入した米沢牛のソーセージなど

ゆで卵は食べるより、とにかくむくのが大好きなレナ


 簡単に夕食を済ませて、子供たちをお風呂に連れていく。
 内湯は混浴の大浴場と女湯とある。
 女湯は半円形の浴槽で、外側は石作り、中はタイルだ。中央に湯口があり湯口の下は石になっているがそこに析出物がごてごてとついている。
 いかにも昔ながらの湯治場といった雰囲気の浴室で、天井が吹き抜け三階分と高く湯気がこもりにくい。
 シャワーなどは無い。
 髪などを洗えるようにぬるめに調節したお湯が溜めてあるので、そこで子供たちの髪を洗った。シャンプー、リンス、ボディーソープは備え付けてある。
 でもこのお湯も温泉なので、髪を洗ったら髪に沢山湯の花がついてしまった。

 浴槽のお湯は露天風呂よりちょっと熱めだ。
 ホースの水を使ったら、上がるときは止めてくださいという張り紙があったので、申し訳ないがホースの冷水を使わせてもらう。
 水で少しぬるくなったあたりに子供たちを入れた。


滑川温泉福島屋の女湯内湯
混浴大浴場の熱い方の源泉が単独で使われている
だから加水しないとかなり熱め
湯口の析出物もかなりごてごてで、濃厚な感じ。
天井は高く、石と木で作られた浴室はいかにも湯治場といったレトロな雰囲気 こちら脱衣所
狭く棚だけで籠などはありませんが、浴室より新しい感じです




2-9.夜の露天風呂へ続く


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