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本栖湖・浩庵キャンプ場便り
*水着で過ごす湖畔の休日3*

1.お魚七匹



二日目 2005年8月7日(日)



 去年は明け方綺麗な逆さ富士のシルエットが見えたこともあって、朝の天候には期待していた。
 毎度ながらパパとカナの朝は早い。
 テントの外が明るくなると、さっさと起きてしまう。
 こちらはなかなか起きあがれない。
 レナに至っては放っておけばいつまでもすやすやと寝ている。

 パパがテントの中をのぞいたので、富士山見えた? と聞いてみた。
 振り返って両手を上げて大きなバッテン。
 ああ~見えないのか~。
 それじゃもう少し寝ていようかな。

 このところの夏らしい陽気はときおり夕立など呼んでいて、私たちが出発する前夜にも降ったというので昨夜も覚悟していた。
 夕方はかなり雲も出てきて、こりゃ間違いなく来るなと思い、念のため夕食は早めに、その後も椅子や荷物は極力タープの下に入れるようにしていたが、幸い一滴も降らずに済んだ。
 そのまま晴れるかと思っていたが、残念ながら今朝は曇天。
 雲がかなり低いところまで降りてきているような空模様だった。


雲の低い湖畔の朝


 てんでに朝ご飯を食べているうちに雲は切れてきた。
 パパがテントのフライにとまっている大きなバッタを発見。
 カナが魚取り網を虫取り網よろしく振り上げて捕まえた。
 日が射してくると湖の中もよく見える。
 本栖湖は透明度が高いことでも知られるが、どうしても午後は波が立ちやすく、水も濁って魚は見えない。
 網で魚を捕まえるとしたら午前中だと思っていた。

 レナも目覚めたので、子供たち二人を連れて水際に降りてみた。
 目を凝らしながら湖に沿って歩く。
 去年はほんの数ミリの小さな魚がときどき岸近くを群れなして泳いでいたので、これをバケツでざばっとすくい上げて捕らえた。
 今年は稚魚の群は見つからないようだ。
 もうちょっと大きい魚はいた。
 大人の指の長さぐらい。
 このくらいになると素手で捕まえるのは難しいが、なんの、今年は網がある。
 岸から狙って、えいっ。

 「パパ、パパー」
 カナがパパを呼んだ。
 「ママがお魚三匹捕まえたよ」

 パパはすぐにやってきて「なんか悔しい」
 ママに先に魚を捕まえられたことが悔しかったらしい。負けじと足首まで水の中に入って網を構えた。

 結局全部で七匹捕らえた。
 流石にパパは湖の中に入って狙ったため少し大きめの魚も捕まえた。
 一番大きいやつは、カナがいじっているうちに逃げてしまったということで見られなかった。
 バケツに入れてタープまで持ち帰ると、小さな魚たちはよく跳ねる。水の中ではなくバケツの壁を登ってきて、水面まで来るとぴちっと跳ねて水の中に戻るのだ。一度なんかバケツの外まで飛び出してしまった。


テントのフライに大きなバッタが・・・よーし、捕まえたぞ
お魚いるかな? ちっぽけなハゼを七匹ばかりゲット




2-2.足下直湧き下部温泉へへ続く


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