◇◆がんばれ新潟◆◇
四万温泉と雪国古民家の旅
7.かまくらキャンドルライトは季節はずれのサンタクロース
みらい2号館に帰ってきてからはパパには大仕事がある。
子どもたちとの約束。それは「かまくら作り」。
カナの粒入り缶ジュースに蟹用スプーンを突っ込んでひとつ残らず粒を掘り出したあと、二人はまたもやスキーウェアになって外に飛び出した。
雪はまだ降っている。
辺りはもう薄暗い。
パパと子供たちは雪を掘って運んで一か所に積み上げて踏んで固めて穴を開けた。
出来上がったかまくらは、ようやく子供が一人潜れるか潜れないかというサイズ。
中には雪の棚を作って火を灯したキャンドルを置いてみた。
・・・お正月だってのにキャンドルがサンタクロースを象ったクリスマス用だって?
細かいことは気にしない気にしない。
夜には再び若井さんがやってきて、納豆の出来栄えなどみてくれた。
いくつか藁苞からはみ出しているものもあったけど、なかなかおいしそうに完成した。
「一晩冷やすと固まって納豆らしくなるんですが、このできたてのあったかくて柔らかいのもまた旨いんですよ」と若井さん。
ワカイ測量製の納豆は高級納豆として大阪方面にも出荷されているそうだ。
今度は若井さんはワカイ測量製の味噌「杉樽仕込
生味噌」をくださった。
ワカイ測量、既にどう見ても測量屋ではないような気がする。