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◇◆がんばれ新潟◆◇
雪国のお正月2007

5.何もかも










 がっちゃんはトレーラーを引いてきた。
 トレーラーのタイヤもスタッドレス。
 流石に2号館のある坂はトレーラー付きで上れまいと思っていたが、今年の松代は雪が少なく問題はなかった。
 カナよりひとつ年上のちび姫ちゃんは、挨拶もそこそこ真っ直ぐ家の中に入り、すぐにカナやレナと遊び始めた。
 カナはちび姫ちゃんと遊ぶのを楽しみにしているので彼女が来ることを話してあったが、レナはいつも姉を取られまいとライバル意識を剥き出しにするので実は内緒にしていたりする。
 三人は少し部屋の中で遊んで、それから外に出て雪合戦をしていた。
 レナは一度だけべそを掻いて戻ってきたが、すぐに立ち直って遊びに加わっていた。

がっちゃん自慢のデリカとトレーラー。そしてトレーラーのタイヤもスタッドレスだ。

みんなが到着して賑やかになった

子供三人、めっちゃくちゃ楽しそうに雪合戦している



 我が家の四人プラスyuko_nekoさん一家の三人。
 去年と同じ顔が揃っている。
 少し囲炉裏端でおしゃべりして、それから夕方になったら芝峠温泉に行くことにした。
 芝峠温泉雲海はみらいからも近い高台に立つ宿で、休憩室を備えた日帰り温泉でもある。
 露天風呂からの眺めが最高なので、今日は午前中からここに行こうとパパと話していた。
 どうせ行くなら晴れている日がよい。
 雪国のこの辺り、冬の晴天率は悪いから今日みたいに青空が出ている日は貴重だ。
 こんな日にこそ芝峠温泉。

 ところが・・・
 さあそろそろ行こうかとみんなで腰を上げたそのとき、

 「・・・」



 「ごめん、行かれそうにない。私を置いてみんなで行ってきて」
 突然調子の悪くなった私は、そのまま2号館2階の布団に潜り込み、爆睡してしまった。
 あれほど楽しみにしていた絶景の芝峠温泉も、今朝魚野の里で買ってきた茹でたてのカニも、美味しい鍋も、紅白を見ながら飲み明かすはずの約束も、新年明ける瞬間も、夜中の初詣も、何もかも諦めて---











 気がついたら朝が来ていた。





2-1長い夜は明けて・・・そして元旦の朝へ続く


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