◆◇桜の古都巡り◇◆
京都観光旅行記

1.桜咲く京都への旅の計画

　最初に京都に行こうって決めたのはいつぐらいだったかな。

　去年から家族旅行を再開したものの、GWの秩父のキャンプはともかくとして春の長崎旅行、夏の函館旅行と忙しいパパは中学生の子供たちと都合が合わず、結局私(母)と子供二人だけの母娘旅行となっていた。
　この春休みこそ一緒に行こうと思ったのに、どうしてもみんなの予定が合わせられない。

　しょうがない。
　またまた母娘だけの女旅？

　私は運転苦手だし、そうすると行先は自動的に車無しで動ける観光地になる。

　今回はマイレージは使わないので飛行機で行くほど遠くなくても良い。

　京都にしようっか。

　それだけで行先を決めたのに、日程が近づいてくるまで意識していなかった。

　3月末日出発の3泊4日。

　どうやらまさにどんぴしゃり。
　桜、桜、桜満開の花盛り、舞ざかり、なんとも豪華な桜尽くしの旅となりそう。
　紅葉と違って桜ばかりは予定を合わせようったってなかなか難しいらしい。

　もしかして。
　もしかすると、
　すごーくラッキーな日程なのかしら。

初日　2013年3月31日(日)

　出発の朝の東京は鬱々とした雨模様だった。
　幸い日曜日だったので、一緒に行けはしないパパが東京駅まで車で送ってくれた。
　道路わきのソメイヨシノは既に盛りを過ぎて散りかけている。
　東京は温暖なのでこれから行く関西よりも5日程度桜前線が早く到達しているのだ。
　京都はここ数日でほぼ満開に至る。
　まさに花を見に行くなら一番良い日取りだ。

　京都旅行を決めた時、一番先に押さえたのは宿泊だった。
　子供たちも中学生になってあれやこれや大人料金がかかる。
　古都らしさのある和風旅館や小奇麗なシティホテルに泊まれる予算があればそれは嬉しいが、日程も長いし拝観料なども馬鹿にならないと考えて、宿泊費は極力抑えることにした。

　予約を入れたのはヴィラージュ京都と言う宿泊施設。
　安い。
　基本素泊まり。
　四条大宮駅前なので交通の便が良い。
　写真で見ると十分に綺麗。
　などが決め手となった。
　ちなみに実際に行ってみたら、思っていたよりさらに部屋は綺麗で、テレビ、冷蔵庫のみならず、ティファールの湯沸かし器や電子レンジまで揃っていて使い勝手が良かったし、大浴場があるのも助かった。
　また四条大宮は電車で行くものと思っていたが、予想以上にバスの便が良い立地でこれも有りがたかった。
　また京都に行くことがあれば、優先的に検討すると思う。

　次に押さえたのが新幹線だ。
　いろいろ考えて「ひかり早得きっぷ」というものを購入した。
　これは利用日の1か月～1週間前に購入すれば割引となるもの。
　のぞみは使えないが、そこそこ安い。