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◆◇草津温泉と渋温泉◇◆
真夏の外湯巡り

32.渋温泉六番湯 目洗の湯と夜の縁日






 調子が上がってきたので一番奥の目洗の湯までやってきた。本当はこんなに沢山入るつもりじゃなかったんだが。
 ここも地元の人がいた。
 地元の人が入っているとお湯は既に適温に調節されているのでありがたい。
 だから意外と昼間よりも夜の方が混んではいるけれど入るのに苦労はしない。





 ここも浴槽と床が木製。壁はタイルで一部がレンガ。
 目洗の湯の特徴は白い湯の花がいっぱいあること。湯の花が多いと温泉らしい気分が味わえる。
 お湯のにおいはシャンプーの香料に負けてよく判らなかった。
 地元の人たちはお湯を汲んで髪を洗いながら、今日は午後から雨が降ったので涼しくなったねなんて世間話をしていた。
 この時間に一人で回る女性は珍しいのか連れはどうしたのと聞かれて、もう寝ちゃったと答えると可哀想にと同情されてしまった。





 さすがに通りの異なる竹の湯松の湯に行くつもりは無かったので、目洗の湯の後は最後に渋大湯に入って締めることにした。どうせ渋大湯は泊まっているひしや寅蔵のすぐ隣だ。
 行きも通ったが湯本旅館の前あたりには小さな夜の縁日が出ていた。
 黄色い街灯に照らされて敷物の上に長テーブルがいくつか並べられ、輪投げやゲームができるようになっていて、親子連れが何組か遊んでいたけれど、不思議と静かだ。


温泉街の夜の縁日



 渋大湯の前まで来るとひしや寅蔵の女将さんとばったり出くわした。
 女将さんにも旦那さんはどうしたのと目洗の湯の地元の人と同じことを聞かれる。
 九湯回る回ると言いながら寝ちゃったと言うとやっぱり笑われて、ふと思い出したように宿のお風呂場の電気は付けたかと聞かれた。
 夕食前に入った時に脱衣所の電気のスイッチは入れた記憶がある。
 つけましたと言うと、それならいいの、つかなきゃ困るわと言われて何か引っかかる気がする。何でお風呂場の電気の話になったんだろうと。
 これから大湯に入ったら戻りますと言うと、女将さんは他に宿泊客はいないから、男湯も女湯も好きな方を使っていいわと言ってくれた。

 やったー。
 それなら寝る前のお風呂は男湯に設定されていた和多の湯にしよう。
 延寿の湯と源泉が違うって言っていたから楽しみ。
 楽しみの方に気が行ってしまって、電気の話は頭から抜け落ちてしまった。





2-33渋温泉第九湯(結願湯)渋大湯へ続く


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