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キッザニア X キッザニア　キッザニア東京体験レポート　平日2部の予想外混雑

*02*

			「ママ、キャビンアテンダントの初回は50分後なんだって。どうしよう」 はい？ 意外に空いて見えた飛行機パビリオンで待ち時間を聞いたカナが言った台詞だ。 意味が判らない。 何で初回が50分後からなの？ 通常、劇場や街時計などの限られたお仕事では開始時間が異なることはあるが、飛行機を含む多くのパビリオンは開園と同時に初回のお仕事がスタートする。 もっかい聞くよ。 どういう意味？

	スーパーバイザーは壁に貼り出したタイムスケジュールを指差した。 この手の時間割は、商店街の花屋などで最近見るようになったが、飛行機で見たのは初めてだ。 なになに？ キャビンアテンダントが4時50分からで、パイロットが4時25分から。 なんで4時から始めないのー？　理解できない。 「じゃ、じゃあキャビンアテンダントをやるためには今から・・・えーと今が3時34分だから、あと76分待たなきゃならないってこと？」 あり得ないでしょー!? Bエリアとはいえ、それなりに早くから並んで真っ先に人気の飛行機にやってきて、76分待てって。 勘弁してよー(半泣き)。 思わずスーパーバイザーに泣き言を言ってしまう。 「時間割り制を導入するのは良いのですが、人気のある飛行機はどうか減らさないでください。また、特に初回が4時50分からというのはあまりにも厳しいです」 「ご意見上に伝えておきます」 絶対よろしく伝えてくださいよ。 慌ててもうひとつ確認。 「パイロットも4時からまだ25分待つんですか？」と聞くと、「いえ、パイロットは4時からお仕事に入れます」とのこと。 その回はスケジュール表に書いてないし、益々わけがわからん。		右がキャビンアテンダント 左がパイロット。

			パイロットの空きは一人だけだったので、最初に決めていた通りレナが並び、カナはフリーになったので、彼女の仕事を探すことにした。 とにかく一応は早めに入場したんだし、キッザニアクラブ東京のチャレンジコース(できるだけ広範な仕事をすることによって級が上がる)を意識するなら、人気があって日頃混雑しているところを狙うべし。 ダメもとで人気の消防署へ来てみた。 あれ？ 入れる？ ここも意外に空いていた。 カナが入ってからもしばらく初回の受付をしていた。 もしかして消防署人気が少し落ちてきたのかなと思ったが、後からムーミンままさんに、空いていたのは珍しいと言われたので、やっぱりタイミングとか時の運なのかもしれない。

	もう一回飛行機パビリオンに戻って・・・ すると、スケジュール表がさっきと違っていた。 判るだろうか。 パイロットの(もし初回の4時の回がさっきのスケジュール表では記載されていなかったとしたら)二回目と思われる4時25分の回が外されたのは良いとして、5時15分の回は変わらず、6時以降の回が少し前にずれて、最後に8時代が追加されている。 キャビンアテンダントも初回が50分から40分に前倒しになり、6時以降の回に変動があり、やはり最終の回が追加されている。 つまり、最初はパイロットもキャビンアテンダントも5回しか行われない予定だったのだが、6回に増えている。 でもでも人気のパイロットやキャビンアテンダントがそれぞれ6回しか、いや最初は5回だったから、たったの5回しか募集が無いって、それってどうなの？		人気こそお菓子工場に譲るが、飛行機パビリオンはキッザニア東京の顔でもあると思うんだが。

			ちなみに更にスケジュール表には変動があった。 また貼りなおしてる・・・。 回数は変わらないが、開始時間が一部変わっている。 一応可能な限り増やそうという気持ちは伝わってくる。 ところでさっき後ろに並んでいた女の子は・・というと、結局パイロットはレナで定員いっぱいになってしまったので、キャビンアテンダントの初回に並んだようだ。 スタートが開園後40分後なので、予約扱いで自由時間をもらっていたようだ。

	レナはパイロット、カナは消防署の初回に並んだので、開園まで空いた時間で園内を回ってみた。 気がつくと、あちこちでスケジュール制を導入している。 2年ぐらい前は、むしろスケジュール制を取っていたパビリオンのスケジュールを廃止する方向に動いていたのだが、今はまた逆になっているようだ。 画像は裁判所。 なんと二回しか行われないようだ。

			一方こんなパビリオンもある。 住宅建築現場。 定員が3名まで。 ここは実は6名までお仕事ができるのだが、人数を半分しか募集しない(土日でも比較的空いているときは半分のこともある)。 同様のパビリオンにマジックスタジオのテーブルマジシャン(8名→4名)や出版社の漫画家(10名→6名)などがある。 以前、本当にがらがらのキッザニアに来た時、これでやっていかれるのかなと心配になったのも確かだ。 子供の数よりスーパーバイザーの数の方が何倍も多い。 これでは企業としてまずいのではと。 その解答がこれだったわけだ。 空いているときは回数を減らしたり定員を減らしたりする。 キッザニアにとってはいいことばかりだけど、来客は穴場狙いをしても、もう以前のようには美味しい思いはできないらしい。

	お菓子工場は相変わらず大混雑。 開園前に180分間待ちになるのはお約束。

	ベーカリー前		ハンバーガーショップ前

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