子連れ旅行温泉日記

雪見露天風呂紀行【榛名湖日記8】7-3


3.びくや

 駐車場まで戻ってきたら、ちょうど観光バスが入るところだった。
 警備員に、もう出ますか?と聞かれる。
 うちの車が出たら、そこに観光バスを誘導するらしい。
 大型観光バスが乗り入れるくらい有名な場所なんだ。新春の榛名神社で初詣バスツアーかしら。

 売店でパパに単三乾電池を買ってもらい、デジカメ復活。
 まだ11時だけどびくやで早い昼食にしよう。

 びくやは4日前の28日に一度来たが、残念ながら休業中だった。新年は元旦からとなっていたので、今日は開いているだろうか。
 少し手前から「びくや」と書かれた白い幟が何本も立っている。これなら大丈夫。
 雪が解けてびちゃびちゃの駐車場に車を停めて、藁葺き屋根の建物の引き戸を引けば、いつものように中は囲炉裏の煙ですっかり燻されている。
 いつもは奥の座敷席だが、今日は誰もお客さんがいないようだ、池の隣の席へ案内される。
 ここなら席からも岩魚がうようよと泳いでいるのが見える。

 いつものお切り込みと、岩魚の塩焼きを頼んだ。さらに岩魚の燻製も追加する。ちょうど囲炉裏の天井から下げた藁に何本も串で差して燻っているので、あれかなと思ったら、流石にそれは飾りで(でも偽者ではなく本物の岩魚の燻製なのだ)、売り物は別にあるのだった。
 突き出しを運んでくれたのは、びくやのお坊ちゃま。3歳くらいかな、照れながらおぼつかない足取りでお皿を持ってきた。一つ途中でこぼれたのもご愛嬌。


この辺りで一番お気に入りのお店、びくや(魚篭屋)
藁葺き屋根、囲炉裏、湧き水…ちょちょいとディスプレイした紛い物とは違うのよ
中は囲炉裏の煙ですっかり燻されて…写真を撮影してもみんな煙ってしまう(笑)
座席のすぐ後ろにこの池…岩魚がうようよ
左 岩魚の燻製、右 岩魚の塩焼き



7-4.2004年の初湯はどこだへ続く


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