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奥秩父日記1-8


8.中津川村キャンプ場

 すぐ前を走っていた車も、同じ目的地を目指していたようで駐車場の方に降りていった。
 今日はキャンプ場は貸切状態だと聞いていた。今夜の仲間かな。

 やっぱりそうだった。
 かわさんとおかかさんの二人が車から降りてきた。
「こんにちはー」
 いつぞやの金島温泉富貴の湯以来だ。

 実は蕎麦屋を出てから山道を行くうちに、カナもレナも相次いで寝入ってしまっていた。
 二人を運ぶ前に、泊まるバンガローを確認しておこう。起こさずに部屋まで運べれば御の字だ。荷物を運ぶための孤輪車もいる。
 子どもたちはパパに見ていてもらって、一人で先に吊り橋を渡れば、眼下には中津川。綺麗だなぁ。浅くて子どもが水遊びなんかするのにぴったり。夏に来るのも楽しそうだ。

 とりあえず管理棟の方へ。
 ちょうど管理人の奥さんがいらした。
「予約された方? そうしたらこの上のバンガローですよ」
 行ってみると荷物だけが置いてあり、ひと気がない。
 再度引き返して事情を話すと、みんなが荷物を置いている棟とは別の棟を教えてくれた。よし、ここに子どもたちを運び込もう。どうも先に着いたメンバーは、既に一風呂浴びているらしい。中津川村キャンプ場は、温泉付きキャンプ場なのだ。

 荷物運搬用にお借りした弧輪車を押しながら駐車場に戻り、マットやシュラフ類を積んだ。子どもたちを運ぶ前に寝る準備だけ整えておこう。

 結局レナはバンガローについてもそのまま寝付いてしまったが、カナは目を覚ました。バンガローにはコンセントもあったので、いつも車に積んでいるテレビデオも運び込んだ。
 山の中のバンガローに一泊するだけで、ビデオまで持ち込む我が家ってつくづく邪道だなぁ。


吊り橋を渡っていくキャンプ場って、荷物を運ぶ手間はあるけれど、ちょっと楽しい気持ちになる。
夏には川遊びもできそう。

中津川村キャンプ場
ここは本当に居心地の良いキャンプ場で、我が家はとっても気に入ってしまいました。



1-9.キャンプ場の極上温泉へ続く


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