湯谷温泉はづ別館

子連れ家族のための温泉ポイント

湯谷温泉はづ別館宿泊体験レポート

湯谷温泉と書く温泉は富山県、石川県、山口県、島根県などにもあるが、その中で「ゆや温泉」と読むのは愛知県の湯谷温泉のみ。ここは鉄道でもアクセスできる温泉で、温泉街にJR東海飯田線の「湯谷温泉駅」があるのだが、駅チカの温泉街とは思えないような鄙び具合を見せている。

外観、どことなくジブリみがあるような

この湯谷温泉でOTA（じゃらんや楽天トラベル）に登録されている宿は8軒ほどだったが、そのうち半数がHAZUとかはづ木とか「はづ」が名前に着くはづグループの宿だった。もちろん泊まった「はづ別館」も同様。

玄関

ロビー

ちなみにはづ別館の公式サイトから宿泊予約をすると、グループ宿のHAZUのお風呂にも無料で入れる。

館内

外観は少し古びているが、館内に入るとそれが大正浪漫の風情に変わる。とても綺麗に磨き上げられていて、雑然としたところがない。

夕食、お酒を花と一緒に活けてくるのが素敵

朝食

食事もとても良かった。茸が豊富な山の幸メインで、供し方も洒落ている。蓬莱牛の野性味のある牛肉はしゃぶしゃぶにしても美味しい。

客室

広縁

はづ別館の浴室は「鳳液泉大風呂」という内湯と、民芸ひのき風呂＆庭園露天風呂の2つ。泊まった日は夜の9時までが「鳳液泉大風呂」が女湯で、その後は男女が交代になった。どちらのお風呂も宇連川に面して川を眺めながら入ることができる。

鳳液泉大風呂

鳳液泉大風呂の湯口

民芸ひのき風呂と庭園露天風呂の方は脱衣所を経由して内湯と露天風呂を移動するようになっている。

民芸ひのき風呂、中央の天井の筒からお湯が落ちてくる

お湯は渋めカラーの緑濁で、加温掛け流し。消毒は有りだが気にならない程度。内湯はぬるめ、露天風呂はもう少し温かく適温になっていた。

庭園露天風呂

お湯は植物の青臭いようなにおいに臭素臭が入ったような感じ。先にHAZUのお風呂に入ってきたが、はづ別館の方がよりにおいがはっきりしている。味は淡い甘塩のような味。

もう一枚、鳳液泉大風呂の画像

露天風呂からは川がよく見える。内湯で温まりすぎても、露天で風に当たると生き返るようだ。

浴室前の休憩スペース

喫煙者の夫が感動していた喫煙室

夜には満月を過ぎてわずかに欠けた月が、朧をかぶり、雲に隠れたり姿を現したり。雲の隙間から星空がのぞくと、ひときわ明るい惑星が見えた。