◆◇青森温泉紀行◇◆
下北半島-十和田-岩木山麓

6.東八甲田温泉の大浴場

　ヒバ湯を堪能した後、大浴場へも移動。こちらはかなり広い。
　正面にぬる湯の大きな浴槽があり、右手は奥から熱湯、水風呂など並んでいる。
　さっきのお風呂がヒバ湯という名称だったから、てっきり大浴場はヒバとは全然関係ない材質でできているのだと思ったが、どうもこちらの大浴場の浴槽も全部縁はヒバ製。この縁が温泉成分でかなり滑りやすい。要注意。

　ぬる湯はぬるいと言うほどではなく、適温ぐらい。壁から圧注浴の水流が出ている。
　熱湯はマジ熱い。受付で熱いと言われたヒバ湯どころではない。かなーり熱い。

　この熱湯、最初見た時に泡が目についた。入って体に付く泡じゃなくてお湯の表面にぷつぷつといっぱい浮いているやつ。
　お湯のとろみもここが一番。あまりに熱いので全身入るのは一瞬で、後はぬる湯に入りながら手だけ入れてずっとにゅるにゅるさせていた。
　本当ににゅるにゅるするのよ。面白いくらいに。
　これが青森最初のお湯だった。

　次のあすなろ温泉もすんなりとはいかなかった。
　やっぱりカーナビで示された場所に見つからない。うろうろするうちにどんどんポイントから離れているような気がする。
　そして何故かカーナビの地図の端に「さかた温泉」の文字が。

　実は七戸で三ヵ所ピックアップしていたが、たぶんそんなに同じ場所で入れないだろうと思い、二ヶ所に絞っていた。
　別段特に理由があってさかた温泉を外したわけではないのだが、東八甲田温泉とあすなろ温泉に入って次へ移動するつもりだったのに、何故かあすなろ温泉が見つからず、逆にさかた温泉が表示されているならば、これはもしかして、さかた温泉に行けということだろうか。