子連れ旅行温泉日記の目次子連れ温泉ガイド地熱愛好会 > 子連れ旅行温泉日記 > 会津東山温泉巡り > 2-8ミツバチの巣箱観察

◆◇会津東山温泉巡り◇◆

8.ミツバチの巣箱観察






 最初から青いネットで囲われたスペースにはミツバチの巣箱がいくつか並べられていた。
 ブロックを置いて一段高くした上に長方形の木箱が乗っていて、その下の方に開けられた穴からわらわらとこぼれるようにミツバチが溢れていたのでそれと判る。
 防護服の女性が木箱の上部を外した。すると中には簀子のようなものが見え、ミツバチが数匹動いている。
 簀子のように見えたものは蜂が巣を掛けるネット状の枠を隙間を空けて収納してある状態を上から見たところで、女性はその枠を一枚取り出した。ぎっしりと集まったミツバチが動いている。
 女性はこれの六角形が集まったものが巣で蜜を詰め終わると蜂がこのように蓋をしますとひとつひとつ教えてくれる。





 後ろにいた男性が他の枠から女王蜂を見つけたらしい。その枠を女性に渡して今見せていた枠と交換する。
 「これが女王蜂。一つの巣に一匹しかいません」
 どれどれと覗き込むと、うようよ動く中に一匹だけ蛍光ブルーに光っている蜂がいる。見失わないように養蜂所の方でマーカーを付けているようだ。
 女王蜂ってもっと飛びぬけて大きい姿をしていて卵を産む作業以外は一か所にじっとしているのかと勝手に想像していたのだが、意外にも本物の女王蜂は、他の働き蜂より一回り大きい程度で外観にも目立つ差異は見つからず、やたらとせわしなく他の蜂の間を動き回っているのが印象的だった。
 見ている間にも観客は増えて、特に前の方にいた幼稚園から小学生ぐらいの子供たちが興味津々で蜂の巣を覗き込んでいたよ。





 採蜜体験は一日2回しか行われないのでタイミングが合わず、巣箱観察も終わったので表に回ってはちみつ屋の店舗ではちみつを買って帰ろうとしたら、売り子さんが「あら、ゲームが終わってないじゃない。終わってから買いに来てね」とスタンプラリーの用紙を返されてしまった。
 どうもゲームが終わらないとはちみつが買えないらしい。

2-9はちみつテイスティングとミツロウキャンドル作りへ続く


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