「さて、帰る前に寄る温泉はどこにしようか」とパパ。
水上宝台樹スキー場にはこの辺りの温泉の割引券など置かれている。
宝台樹から近い温泉というと、一番先に思いつくのは
宝川温泉汪泉閣だが、もちろんそこへ行くつもりは無い。
他にも割引券には水上温泉の天狗の湯きむら苑、旅館藤屋、寶ホテル、聚楽、うのせ温泉の奥利根館、湯桧曽温泉のもちや旅館、なかや旅館、林家旅館、湯ノ小屋温泉の洞元荘などが載っている。
この中で気になるのは水上温泉の藤屋だけど・・・これだけ疲れ切っているときには旅館ではなく日帰り温泉の方が気楽でいいと思うところもある。
このエリア、温泉は山のようにあるんだけど意外と日帰り温泉は無い。まさか
湯テルメ谷川でもあるまいし・・・。
ちなみにその割引券には谷川温泉の水上山荘と
旅館たにがわも載っていた。1,000円のところ、800円になる。
「やっぱり旅館たにがわに戻るか」
「えっ?」
「帰りにお風呂に入れてくれるって言ってたよ」
「本当?」とパパ。「無料で?」
「うん。貸切露天風呂は無理だけど、大浴場でしたらどうぞって」
「それじゃ遠慮なくたにがわに戻ろう」
それで結局今回の旅は最後の最後まで旅館たにがわにお世話になることにした。