◇◆冬の群馬◆◇
雪煙と湯煙旅
夕食後は子供たちをお風呂に連れていき、ちょうど夕方とは入れ替わったもうひとつの浴室でのんびりし、ふかふかのお布団で寝ることにした。
夕食後に部屋に戻ってみると、もう布団が敷かれているのは当然として、新しい浴衣、冷水、そしてキャンディーが準備されていた。
パパは子供たちになめていいよなんて言ってしまったが、よく読むと、このキャンディーは朝用らしい。
ふむ。血糖値が低くて寝起きの悪い人に気持ちよく目覚めて貰おうという飴なわけね。
子供たちのアメニティ袋をのぞくと、専用の可愛らしい歯磨きセットも入っていた。
こういうところが子供たちの気を惹く。
「またここに泊まりたいよ」
うん。気持ちはよーく判るよ。
パパもママもできるならまた泊まりに来たいよ。