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◇◆冬の群馬◆◇
雪煙と湯煙旅

12.しんめいの湯










 浴室は受付の真後ろだった。
 どうも誰も入っていないようだ。
 それほど大きくはない岩風呂で、4、5人サイズだろうか。露天風呂などは無い。広すぎないところが逆に落ち着く。他に誰も入っていなければ十分な広さだ。
 お湯はとろみがあって無色透明。
 ほんのりと何かの臭いがするが例えるのは難しい。
 軽いきしつきとすべすべする感じが共存している。
 何故かどぼどぼと出ている湯口のお湯は循環湯で、浴槽の底に這う白っぽいホースから源泉が出ているようだ。
 ホースを持ち上げて源泉に触れた。
 湯口からこっちを出せばいいのに。

 「私ねー、桧のボディーソープって好きじゃないのよ」とyuko_nekoさん。
 なんで? 温泉には合っているような気もするけど。
 「人工的な臭いじゃん」
 ああ、まあ、言われてみれば。

 しんめいの湯のお風呂をゆっくり堪能して、そろそろ出ようかと私たちが思った頃、どやどやと他のお客さんたちが入ってきた。
 ちょうどアフタースキーに温泉に入ろうと思う客が来る頃合いらしい。
 玄関の辺りも賑やかになってきた。





2-13あやうく食い逃げへ続く


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